上幌加内駅はレールとホーム骨格がわずかに残る《深名線廃止30周年駅巡り11》
思い出お~い深名線、廃止から30年たった各駅を訪れました。
簡易ホームの駅だったとしても、愛着や名残惜しさが強いと、後世にしっかり残っていくのでしょうか。
シリーズ11回目は、上幌加内駅です。
▼国道275号線から上幌会館を見て右折すると、直線道路に踏切跡が見えてくる。
▼駅跡には、かつて線路際に立ち運転士が見ていた駅接近表示が付けられ、これには泣ける。ただホーム骨格は2本になり、駅名標の柱も片側が欠けた。
▼踏切跡を超えた反対側から。左奥が深川方面、中央が駅跡、右は国道275号へ。ホームに隣接した木が切られ、駅跡はすっきりした。道路付け替えは行われず、明らかにこの区画は存置されているよう。
撮影地 北海道雨竜郡幌加内町上幌加内
▼深川方面をみると、幌加内近くまでずっと耕地。短いレールが残るだけでも、本当に列車が走っていたのだと実感できる。
▼名寄方面をみると、線路跡の区画がそのままそば畑になっていた。
▼廃止時からそのままのような、風雪にさらされるだけのレール。しばしたたずみ、30年の歳月に思いをめぐらした。
▼板張りホームだった駅の中では、破格の残り具合かもしれない上幌加内駅。いつまでも見ていたい光景だった。
△カメラ Canon EOS KissX10
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2025/8/14(木)
▽Webサイト 線路端紀行
※深名線駅跡めぐりシリーズ
2020年/廃止25周年
(1)深川~鷹泊
(2)沼牛~添牛内
(3)共栄~名寄
2025年/廃止30周年
(1)円山駅
(2)上多度志駅
(3)多度志駅
(4)宇摩駅
(5)幌成駅
(6)下幌成駅
(7)鷹泊駅
(8)沼牛駅
(9)新成生駅
(10)幌加内駅
(11)上幌加内駅
(12)雨煙別駅
(13)政和温泉駅
(14)政和駅
(15)新富駅
(16)添牛内駅
(17)共栄駅
(18)朱鞠内駅
(19)湖畔駅
(20)蕗ノ台駅
(21)白樺駅
(22)北母子里駅
« 幌加内駅は線路脇の木が育ち復元レールと駅名標はわびしい《深名線廃止30周年駅巡り10》 | トップページ | 雨煙別駅周辺には久しく民家なく農業支庫だけがふんばる《深名線廃止30周年駅巡り12》 »
「11_北海道」カテゴリの記事
- 西名寄駅と線路跡はライスセンター工場に覆われて《深名線廃止30周年駅巡り24》(2025.11.16)
- 天塩弥生駅は民宿「天塩弥生駅」が建ちハエたたきが立ち並ぶ《深名線廃止30周年駅巡り23》(2025.11.16)
- 北母子里駅には携帯基地局アンテナが林立し駅前通りは無人に《深名線廃止30周年駅巡り22》(2025.11.09)
- 白樺駅はその名の通り白樺多くヤブで覆われつつある《深名線廃止30周年駅巡り21》(2025.11.09)
- 蕗ノ台駅はまだ林地化していないし測量の跡が気になる《深名線廃止30周年駅巡り20》(2025.11.02)
コメント
« 幌加内駅は線路脇の木が育ち復元レールと駅名標はわびしい《深名線廃止30周年駅巡り10》 | トップページ | 雨煙別駅周辺には久しく民家なく農業支庫だけがふんばる《深名線廃止30周年駅巡り12》 »



やはり少しでも列車が走っていた痕跡があると違いますね😃
周辺には大きな建物もあり賑わいが感じられます。
線路後に耕作された蕎麦の味は興味があります。
投稿: 汽車空間 | 2025/10/01 20:01
★汽車空間さん
ここはやはり、心ある人たちの思いを感じますね。
本当の「上幌加内そば」や「沼牛そば」があったら、味わってみたいです(笑)
投稿: ひょうたん山@管理人 | 2025/10/01 20:53