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2025/09/13

鷹泊駅で自然に囲まれて残る駅舎はあと何年もつか《深名線廃止30周年駅巡り7》

 思い出お~い深名線、廃止から30年たった各駅を訪れました。

 駅構内は何のためか一旦整備された時もありましたが、それっきり時が経つのに任せているかのようです。

 シリーズ7回目は、鷹泊駅です。

 

 

 

▼国道275号から道道693号に入ると、鷹泊駅舎が見えた。左右の家々は欠けてきた気がするが、まだ駅前らしさは残っている。
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撮影地 北海道深川市鷹泊

 

 

 

▼駅舎は倉庫として使われているようだが、外観は時が経つのに任せているよう。あと何年もつだろう。
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▼ホームの向こうの山並みは変わらない。構内は植木の準備など一旦整備されたこともあったようで、ヤブにはなっていない。かつて深川-鷹泊区間列車もあったというが、そんな時代は想像しずらくなった。
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▼前回訪問時から変わらずに、鷹泊駅ホームの側壁は残っていた。見つけてどうなるものでもないが、やはり廃線跡巡りではかつての証しが確認できないと気がすまない。
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▼駅舎の軒先は無くなってしまった。名寄方面をみると、電柱すら無くなった光景にも、寂しさがこみ上げてくる。
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▼貨物ホーム前には、「多度志村農業倉庫 第6号」が残るのみ。
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▼鷹泊駅舎にまで進出していた新興政党。「日本の鉄道ファースト」や「これ以上、日本の鉄道を壊すな!」とでもいう政党があれば賛成したい。3つの柱が、「1.日本の鉄道を豊かにする」「2.日本の鉄道を守り抜く」「3.日本の鉄道を育む」だったら、すばらしいが…。
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▼深川方面をみても何も無い。廃止から30年、ただ駅舎だけが残る鷹泊駅。自然に囲まれて建つ駅舎を見ていると去りがたくなり、幻を見ている気さえしてきた。いつまでもこの光景が見られることを祈っている。
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△カメラ Canon EOS KissX10
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2025/8/13(水)

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▽Webサイト 線路端紀行

 

《2025/9/15追記》 鷹泊ご出身の方のブログ『鷹泊 昭和30年代』に引き込まれてしまい、今読んでいます。今はもう人家わずかな鷹泊も(2020年10月、20世帯・40人)、昭和30年代には信じられないほど人々の生活が多かったことを感じます。旅人はその土地一時の表面しかなぞれませんが、このような方々の生活の積み重ねがあって深名線は走っていたのだと、軽々しく書くには気が引けますが改めて感じた連休でした。

 

※深名線駅跡めぐりシリーズ

2020年/廃止25周年
 (1)深川~鷹泊
 (2)沼牛~添牛内 
 (3)共栄~名寄

2025年/廃止30周年
 (1)円山駅
 (2)上多度志駅
 (3)多度志駅
 (4)宇摩駅
 (5)幌成駅
 (6)下幌成駅
 (7)鷹泊駅

 (8)沼牛駅
 (9)新成生駅
(10)幌加内駅
(11)上幌加内駅
(12)雨煙別駅
(13)政和温泉駅
(14)政和駅
(15)新富駅
(16)添牛内駅
(17)共栄駅
(18)朱鞠内駅
(19)湖畔駅
(20)蕗ノ台駅
(21)白樺駅
(22)北母子里駅

(23)天塩弥生駅
(24)西名寄駅

鉄道貨物コンテナのある風景
沼牛
母子里

 

 

 

 

 

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11_北海道」カテゴリの記事

コメント

青空の中にポツンと建っている駅舎は不思議な感じですが北海道らしい雰囲気は良い感じですね😃

路線が廃止されて30年ですが駅舎が目的を変えて現役なのが素晴らしいです。

★汽車空間さん
軒先が取れ、屋根もはがれ、これ以上見るに堪えない姿になる前に、何とかなってほしい気もしますが・・・。

でも今も役割があるのなら、最後まで全うしてほしいですね。

農業倉庫が各駅にあるような。北海道は農業県なのかな。

★イチロ―さん
鉄道で貨物輸送していた頃からある、農産物倉庫のようですね。

北海道の耕地は日本の1/4だそうですが、沿線でも人口減少ほどには耕地は減っていないようなので、一安心しました。

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