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2024/11/03

新岐阜へ名鉄美濃町線は昼間30分間隔だった新関駅(2005年廃止)

 名鉄美濃町線が全廃になる前年、新関を再訪しました。(2004年訪問)

 宇都宮LRTを見ていると、今更ながらなぜ岐阜では2000年代にもなって市内電車を手放してしまったのか、と思います。当時から環境問題やコンパクトシティは言われていたのに、本当に残念なことでした。

 中心地が駅から離れていても、広島や長崎などがそうですが、市内電車があれば行きたくなります。逆にバスしか無いと、新潟や金沢とかがそうですが、観光客の感覚でも今ひとつ気が向きません。この夏、岐阜柳ヶ瀬から最後の百貨店高島屋も撤退したのは、なるべくしてなったのではないかと思ってしまいます・・・。

 あれから20年、デジカメ初期の写真も二昔前を過ぎつつあります。デジタル画像は色あせないし、20年も経つことが信じられません。

※関連記事 岐阜市内線乗り場 新岐阜へ新関から30分間隔(今ここ) LRT新線開業!祝! セントラムとポートラム セントラム開業後の春

 

 

 

▼せっかく運行者側は、名鉄が2000年になり低床の新車を登場させて、“やる気”も見せていたのに。行政側は・・・。
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▼新コーポレートマークになっていたが、駅番号は未登場でスッキリしていた頃の駅名標。
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▼おそらく岐阜市内から乗ってきた人たちが降りてくる。表定速度が低いとはいえ、都市間連絡も担っていたのだろう。
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▼美濃町線主要駅だった新関には駅舎もあり、駅前は鉄道線と何ら変わらない様相だった。
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撮影地 岐阜県関市栄町

 

 

 

▼2004年9月に岐阜市内線などの廃止が発表されていたが、まだ当時お別れグッズなどは見られない。
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▼当時の名鉄地方線区と同レベルの本数は維持されている。この輸送規模があって廃止というのが信じられなかった。
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▼21世紀の新車までクロスシートを貫いていたことに「名鉄魂」を感じる。
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▼郊外では地方鉄道の役割も担っていた岐阜市内線+美濃町線。20年たっても、その廃止は悔やんでも悔やみきれない・・・。
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△カメラ Canon EOS Kiss Digital
△レンズ EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
△紀行日 2004/11/21(日)

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コメント

2000年に低床車両が投入されていたのは知りませんでした。そのわずか5年後に廃止されるとは・・・。関の人口は約8万、刃物の生産が盛んでそれなりの地方都市だと思いますが、もったいないですね。

岐阜と宇都宮は同程度の都市規模ですが、名古屋が近すぎるのが災いしているのでしょうか。あるいは路面電車ではなく普通鉄道だったら美濃町線は存続できていたのでしょうか。

★MIRUMIRUさん
岐阜の吸引力を高める格好の路線だったと思いますが、改良できずに去ったのは本当に残念です。

全て新しく線路を敷いた宇都宮から見れば、恵まれた環境をなんで活用しなかったのだろう、という感じでしょう…。

廃止は残念ですが、何を基準にするかは大きな問題ですね😃

あんな大きな町にある駅が無くなるのは不思議です。
このような問題は国が積極的に関与すべきです。

★汽車空間さん
線路施設も道路港湾と同じく大事な社会基盤と考えるなら、単なる独立採算ではないルールにした方ががいいでしょう。

ただ、理想のルールをつくっても、予算を取られる分野から、予算を回してもらえないのが現実かもしれませんね・・・。

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