新潟交通廃線跡を歩く(3)越後大野～新大野のオレンジロード

　新潟交通の廃線跡歩き、最後は越後大野～新大野です。（2022年訪問）

　昨年開業した宇都宮LRTを見ていると、人口51万人規模でLRTが成り立つのなら、人口76万人規模の新潟（5月末現在）でもやっていけるのではと思うほどです。

　新潟交通電車線はもう戻らないのでしょうが…、来年の越後線上所新駅開業、そして新潟市内BRTのLRT化実現へ向けて、新潟都市圏の鉄道網充実を願うばかりです。

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▼真新しい舗装と昔ながらの沿線民家が対照的な、新潟交通廃線跡を歩いていく。

▼越後大野駅構内はすっかり公園になっていた。かつての面影は何もなく、潔すぎて見事なほど。

▼足元のラベルだけが、次の黒崎中学校前駅跡であることを示していた。これが無いとまるでわからない。

▼振り返るともう6キロ歩いてきた。この間ずっと、ほぼ住宅が多い市街化エリア。

▼新大野駅跡付近。この先は、市街化エリアも途切れ川沿いになるので、歩いてきた遊歩道オレンジロード6.3kmはここが終点。廃線は残念だったが、鉄道があった証がこうしてまた役に立っているのは、せめてもの慰め。遊歩道化にまずは感謝したい。

▼新大野駅跡前には新潟交通「大野新町」バス停があった。まだ月潟行も走るが、平日7本。やはり電車時代に比べて減っている。

撮影地　新潟県新潟市西区大野町

▼新大野の先へ行ってみると、中ノ口川堤防は作り直されたようで、悲しいことに廃線跡はすっかりわからない。

▼とうとうと流れる中ノ口川。かつてこの地には川沿いを走る「電鉄」があった。ありがとう、さらば新潟交通電車線。

△カメラ　Canon EOS KissX9
△レンズ　EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日　2022/6/5(日)

　

▽Webサイト　線路端紀行