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2024年6月

2024/06/29

もう1両元小田急線2320形も甲府盆地の甲斐市に保存されたが今は幻に

 甲府盆地にもう1両「いた」元小田急線2320形を見てきました。(2004年訪問)

 富士急線に元2200形系列4種全てが譲渡されたのは、ファンにとって喜びでしたが、そう長くは続きませんでした。

 今は撤去されましたが、中央本線沿いの甲斐市内にも富士急線5700形が保存されたというので、駆けつけたのです。

※関連記事 2320形も甲府盆地に(今ここ) 2200形が甲府盆地で保存 新潟交通東関屋で元2220形 8000形が函南でひと休み 8000形が小手指車両基地に

 

 

 

▼中央本線の車窓から、元小田急線2320形が見られた頃があった。慈照寺踏切付近で車両を発見し、興奮したところ。
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撮影地 山梨県甲斐市(元竜王町)

 

 

 

▼中央本線はスカ色115系が通り過ぎ、甲府盆地の水田が黄金色になる頃だった。元2320形はこんな景色を見ていたのか。
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▼民家に囲まれた地に元小田急線2320形はいた。どんなイメージにしたかったのだろう、かつてのトワイライト色にも見える。その後は塗り替えられた模様。
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▼近づいてみると、屋根も付けられて丁寧に保存されている。色は変わったが、種別幕は「各停」、方向幕は「富士吉田行」、と富士急線時代のまま。今は後ろの民家ともども撤去されている
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▼玄関側に回ると車両後部には「模型蒸汽機関車館」というプレートが付けられていた。2012年撤去という情報もある通り、残念ながら今は建物ともども全て撤去されている。鋼製車両の塗装に世話を焼いて解体になったようでもなく、移転時に処分されたのだろうか。
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▼中央本線は今度は長野色115系が通り過ぎる。安泰かと思われた保存車両の人生にもいろいろあるようで、甲斐市の元2320形は幻になった。それでも一時でも保存されて幸せだったのではないか、さらば元小田急線2320形。
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△カメラ Canon EOS Kiss Digital
△レンズ EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

△紀行日 2004/10/10(日)

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新潟交通廃線跡を歩く(3)越後大野~新大野のオレンジロード

 新潟交通の廃線跡歩き、最後は越後大野~新大野です。(2022年訪問)

 昨年開業した宇都宮LRTを見ていると、人口51万人規模でLRTが成り立つのなら、人口76万人規模の新潟(5月末現在)でもやっていけるのではと思うほどです。

 新潟交通電車線はもう戻らないのでしょうが…、来年の越後線上所新駅開業、そして新潟市内BRTのLRT化実現へ向けて、新潟都市圏の鉄道網充実を願うばかりです。

※関連記事 新潟交通廃線跡(1)東関屋~平島 新潟交通廃線跡(2)寺地~焼鮒 新潟交通廃線跡(3)越後大野~新大野(今ここ) 夢の跡だった東関屋駅 東関屋駅跡で小田急2220形

 

 

 

▼真新しい舗装と昔ながらの沿線民家が対照的な、新潟交通廃線跡を歩いていく。
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▼越後大野駅構内はすっかり公園になっていた。かつての面影は何もなく、潔すぎて見事なほど。
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▼足元のラベルだけが、次の黒崎中学校前駅跡であることを示していた。これが無いとまるでわからない。
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▼振り返るともう6キロ歩いてきた。この間ずっと、ほぼ住宅が多い市街化エリア。
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▼新大野駅跡付近。この先は、市街化エリアも途切れ川沿いになるので、歩いてきた遊歩道オレンジロード6.3kmはここが終点。廃線は残念だったが、鉄道があった証がこうしてまた役に立っているのは、せめてもの慰め。遊歩道化にまずは感謝したい。
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▼新大野駅跡前には新潟交通「大野新町」バス停があった。まだ月潟行も走るが、平日7本。やはり電車時代に比べて減っている。
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撮影地 新潟県新潟市西区大野町

 

 

 

▼新大野の先へ行ってみると、中ノ口川堤防は作り直されたようで、悲しいことに廃線跡はすっかりわからない。
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▼とうとうと流れる中ノ口川。かつてこの地には川沿いを走る「電鉄」があった。ありがとう、さらば新潟交通電車線。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2022/6/5(日)

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2024/06/15

国鉄型電気機関車EF64 37「ELぐんまよこかわ」が横川で発車待ち

 横川で発車を待つEF64 37を見てきました。(2021年訪問)

 とうとう、高崎地区の電気機関車とディーゼル機関車が引退するようです(2024/6/6リリース)。これにより、この地区で残る国鉄型機関車が蒸気機関車だけになろうとは、またもや想像できなかった事態です。

 個人的には、機関車には電車ほど入れ込んではいなかったのですが、今やイベント列車とはいえやはり廃車となると気になってしまいます・・・。

※関連記事 EF64 37横川発車待ち(今ここ)  EH500貨物が黒磯駅地上切換

 

 

 

 

▼またしても、当たり前だった光景が過去のものになる。
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▼端正な顔と、鋭い目つきに見えるライトが好きだった。
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▼黒ではなく、灰色のHゴムがいい。
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▼横川といえば、かつての峠の機関車たちの音を今でも思い出す。
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▼メーカー名が堂々と掲げられる機関車は、特別な存在だったに違いない。
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▼しっかりとしたパンタグラフのままだった。
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▼この色の組み合わせに親しんだ世代ではないが、今になってみるといい。
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▼人を運ぶ鉄道が、機関車と客車を捨ててもいいものか。その方が効率的といわれても、ファンの心は付いていけそうにない・・・。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2021/6/20(日)

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富士急線から元小田急線2200形が甲府盆地は笛吹市に保存された

 甲府盆地に保存されている、元小田急線2200形を見てきました。(2004年訪問)

 先月西武線へ8000形が譲渡されましたが、小田急線通勤車が他社線へ譲渡されたのは富士急線と新潟交通以来でしょうか。

 ちょうど20年前、甲府盆地に富士急線5700形が保存されているというので、駆けつけたのでした。

※関連記事 2320形も甲府盆地に 2200形が甲府盆地で保存(今ここ) 新潟交通東関屋で元2220形 8000形が函南でひと休み 8000形が小手指車両基地に

 

 

 

▼甲府盆地の朝。笛吹川へ注ぐ金川の扇状地、まさかこの景色の中に元小田急線の車両が置かれているとは。
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▼お久しぶり、ここにいたとは、元小田急2200形。幸い金川堤防道から保存された車両をムリなく見られるので、ご厚意に甘えて撮らせていただく。今回Googleストリートビューを見ても、2023年4月時点で変わらず「いる」ようだった。
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撮影地 山梨県笛吹市一宮町市之蔵

 

 

 

▼この場所からも富士山は望めるのか・・・、山梨県笛吹市に元小田急線車両がいる。
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▼小田急線で2200形は保存されているが、こうして富士急線を走った元2200形を見られるのもうれしい。
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▼犬の散歩の通り道に、元2200形。サプライズの小田急線旧塗装がまた似合っている。
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▼もう1両は門外から望むしかないが、よくぞ車両を残していると思う。こうして見られるだけでも、その思いと行動に感謝したい。
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▼甲府盆地の気候はすこし厳しいかもしれないけれど、どうか長く保存されてほしい。ありがとう、お元気で、元小田急2200形。
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《2024/7/7追記》 どうやら元2200形は解体との情報が流れているようです。いろいろ事情はあるのでしょう、今までありがとうございました・・・。

《2024/9/28追記》 その後クラウドファンディングで2両の保存が可能になり、9月25日にポッポの丘首都圏電車区陸送されたようですね。まずは良かったです。

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS Kiss Digital
△レンズ EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

△紀行日 2004/10/10(日)

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