もう1両元小田急線2320形も甲府盆地の甲斐市に保存されたが今は幻に
甲府盆地にもう1両「いた」元小田急線2320形を見てきました。(2004年訪問)
富士急線に元2200形系列4種全てが譲渡されたのは、ファンにとって喜びでしたが、そう長くは続きませんでした。
今は撤去されましたが、中央本線沿いの甲斐市内にも富士急線5700形が保存されたというので、駆けつけたのです。
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▼中央本線の車窓から、元小田急線2320形が見られた頃があった。慈照寺踏切付近で車両を発見し、興奮したところ。
撮影地 山梨県甲斐市(元竜王町)
▼中央本線はスカ色115系が通り過ぎ、甲府盆地の水田が黄金色になる頃だった。元2320形はこんな景色を見ていたのか。
▼民家に囲まれた地に元小田急線2320形はいた。どんなイメージにしたかったのだろう、かつてのトワイライト色にも見える。その後は塗り替えられた模様。
▼近づいてみると、屋根も付けられて丁寧に保存されている。色は変わったが、種別幕は「各停」、方向幕は「富士吉田行」、と富士急線時代のまま。今は後ろの民家ともども撤去されている。
▼玄関側に回ると車両後部には「模型蒸汽機関車館」というプレートが付けられていた。2012年撤去という情報もある通り、残念ながら今は建物ともども全て撤去されている。鋼製車両の塗装に世話を焼いて解体になったようでもなく、移転時に処分されたのだろうか。
▼中央本線は今度は長野色115系が通り過ぎる。安泰かと思われた保存車両の人生にもいろいろあるようで、甲斐市の元2320形は幻になった。それでも一時でも保存されて幸せだったのではないか、さらば元小田急線2320形。
△カメラ Canon EOS Kiss Digital
△レンズ EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
△紀行日 2004/10/10(日)
▽Webサイト 線路端紀行
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