さらば留萌本線峠下駅、列車が交換する夏はもうやって来ない(2023年廃止)
留萌本線の峠下で、列車交換を見てきました。(2019年訪問)
2023年春、やはり留萌本線の石狩沼田-留萌間が繰り上げ廃止になるようです(2022/12/10道新)。全通した深川・留萌自動車道と交代するかのように、留萌本線は撤退していきます。
これから毎年のようにローカル線のお別れを迎えるとしたら…、行かねばならない場所が増えるのはうれしいのですが、一方で地方鉄道の将来を思うと気が滅入ります。。
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▼開業は明治43年というから、100年を超える駅。「峠」と付くだけあって、初乗車の時には注目したものだった。
▼鉄道電話ボックスは、携帯電話の時代どれだけ役割があるだろうか。
▼留萌本線の途中駅で唯一になった、列車交換できる駅。とはいえ、ホームは砂利引き仕様。
▼静けさを破り、上下の気動車がほぼ同時に入線してきた。やはり乗降客はいない・・・。
▼すっかりベテランになったキハ54同士、当たり前の光景だった峠下交換だが、もう夏はやって来ない。
▼札幌や旭川直通が無いと「本線」といえども単なるローカル線なわけで、近年は厳しかったのだろう。
▼貨物ホーム側線跡の車止め。この小駅にも貨物列車が発着していたのかと、つくづく輸送体系の変革を思う。
▼一時のにぎわいは消え失せ、また静かな時間が流れる。思い出お~い留萌本線。お疲れさま、さらば峠下駅。
撮影地 北海道留萌市留萌村
△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/8/14(水)
▽Webサイト 線路端紀行
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コメント
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写真を見る限りでは家らしきものが全く写っていませんね。これではどうするか考えますね。
投稿: イチロー | 2023/01/03 01:08
★ イチロー さん
日本人が減るなかで、鉄道に限らずコンパクト化をどう合意して進めるか、大きな課題でしょうね。
鉄道はまだ赤字が見えやすいので注目されますが、依然増える高速道路・橋・トンネル・港その他の施設は大丈夫なのか・・・。
投稿: ひょうたん山@管理人 | 2023/01/03 12:19