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2021年11月

2021/11/27

シルバーフェリー新航路、室蘭→宮古の「シルバークィーン」から室蘭夜景

 期待の新航路で、2018年にシルバーフェリーで室蘭から宮古へ向かいました。

 結局、宮古寄港は1年半で休止になってしまいましたが、その後宮古盛岡横断道路が2021年3月に全通し、三陸沿岸道路も来月12月18日に全通するそうです。トラックが行きやすくなるので、再開するチャンスになるところでした。

 ところが、宮古休止後も残っていた八戸-室蘭航路は、「シルバークィーン」の老朽化や原油価格高騰により、年末からの休止が発表されたのです(2021/11/1発表)。フェリー航路復活維持を目指す宮古港室蘭港にとっては、残念な状況になりそうです・・・。

※関連記事 室蘭港のナッチャンRera

 

 

 

▼久しぶりに室蘭港で旅客船が見られることを喜んだ。東日本フェリー建造の「ナッチャン」以来か。
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撮影地 北海道室蘭市入江町


 

 

 

▼室蘭港フェリー埠頭は室蘭駅からも近く、徒歩客にとっては便利な港だった。
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▼初登場の「宮古行」表示に感動。かつての大洗航路のように、消えてしまわないよう願っていたのだが…。
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▼20時、シルバークィーン室蘭出港。今日は「第72回むろらん港まつり」花火大会があり、岸壁は市民で大にぎわい。
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▼離れる港夜景を見ながら乾杯する人たち。船旅のクライマックスを必ずデッキで過ごすのは、自分だけではないはず。
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▼室蘭港の夜景といえば、コンビナート。工場夜景が流行る前から、見とれる人は多かったと思う。
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▼船から見上げる白鳥大橋は、朝もいいけど夜もいい。苫小牧も小樽もかなわない、室蘭発着フェリーのたまらない瞬間。
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▼街灯りも遠くなり、室蘭が離れていく。三陸への夜行航路の旅が始まった。また室蘭へ、いつの日か船で行ってみたい。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2018/7/27(金)

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長生きしたりんかい線の東京オリンピック2020マスコットラッピング車両

 この夏の東京オリンピック2020は、コロナ渦にまぎれてあっけなく去ってしまった感じがします。

 前回の東京オリンピック1964は戦後史に刻まれましたが、はたしてそれを超える記憶は残るでしょうか。オリンピックは平穏な日常があってこそ成り立つことを、改めて考えさせられた夏でした。

 本当なら観客輸送で大いに役立つはずだった終電延長や夜行新幹線なども見たかったところですが、私のTOKYO2020記録は結局これだけに終わりました・・・。

 

 

 

▼大会マスコットのラッピングがされた、東京臨海高速鉄道りんかい線の車両。もっと大勢の観客を運びたかっただろう。
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▼思いがけず1年長生きできて、「ミライトワ」と「ソメイティ」は多くの人に覚えてもらえただろうか。
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▼近い将来の世代交代が予想されるりんかい線70-000形にとっても、いい思い出になったに違いない。
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▼夏も冬も、これからは少し窓開けが常態になるのか…。
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▼今回ばかりは「HOST CITY」の意味は重かった。大役は果たせたとはいえ、メリットまで生み出せたのかどうか。
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撮影地 埼玉県さいたま市大宮区錦町

 

 

 

▼まさかカウントダウンクロックが繰り上がるとは、誰が想像したことだろう・・・。
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撮影地 東京都千代田区丸の内

 

 

 

 もう、生きているうちに日本で夏期オリンピックが開催されることはない気がします。

 もっとみんなで熱く盛り上がりたかったのに、本当に惜しい夏に終わってしまいました・・・。

 

 

 

 

 

△カメラ Sony Xperia XZ2 Compact SO-05K
△レンズ 4.4 mm
△紀行日 2021/1、2021/7、2021/8

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2021/11/13

今こそ夜行列車復活で長距離移動のグレート・リセットを

 飛行機の代わりに、夜行列車に乗る家族のシーンが印象的でした。

 2021/11/7放送のNHKスペシャル『グレート・リセット~脱炭素社会 最前線を追う~』は、夜行列車を応援する私にとって鳥肌が立つほどでした。

 今こそ鉄道は、高速鉄道だけではなく夜行列車も含めて、飛行機やガソリン車に代わる長期距離移動の受け皿となる役割を果たすときが来たのではないでしょうか。日本でも主要な幹線には夜行列車が復活してほしい、という思いはますます強くなります。

 ということで、今回は愛おしい夜行列車の愛称・行先表示6選です。

※関連記事 夜行アルプス復活で思い出す 長距離移動のグレート・リセットを(今ここ) 復活してほしい夜行列車の魅力 ドリームにちりんで年越し 大垣夜行に復活してほしい理由 復活してほしい中央夜行 サンライズ瀬戸で目覚めたら琴平 ありがとう14系客車夜行急行

 

 

 

▼夜行特急まりも。ムーディーな絵入りヘッドマークが好きだった。
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▼寝台特急北陸。ヘッドマークからも感じられた長距離列車の重み。
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▼寝台特急さくら・はやぶさ。ヘッドマークを目立たせていたのは、特別な列車だったからなのか。
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▼寝台急行きたぐに。はっきりとした行先表示が、目に焼き付いた。
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▼寝台特急サンライズ瀬戸。字幕式表示器はこのまま途絶えてしまうのだろうか。
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▼寝台特急富士・はやぶさ。九州からはるか東京へ、日豊本線経由で。西鹿児島発だった頃の名残だろうか。
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 欧米に劣らず日本人だって鈍感ではありません。環境のことを真剣に考える人たちは、今後もっと多くなるでしょう。かといってワガママながら旅行までは止めたくない。。じゃあ少しでも環境負荷が少ない移動手段はというと、やはり鉄道やフェリーがいい選択肢になるのだと思います。

 近い将来再び、夜行列車「まりも」「北陸」「さくら」「きたぐに」「富士」・・・などに乗って、列島を昼夜問わず、周遊券や18切符を片手に、鉄道旅行が出来るようになることを祈っています。ムリを承知で、でも本気で。。

 地球環境のためにも、いますぐみんなで動きたいものです。そのひとつとして、私たちは夜行列車を使います!

 鉄道会社の皆様もぜひご検討を!! 夜行列車だけの採算が厳しいことは想像しています。それでも、もっと大きな視野から考え直してみませんか。

 

 

 

 

 

△紀行日 乗車列車 カメラ
 2005/5/3~5/4 まりも[札幌→釧路] Canon PowerShot S1 IS
 2004/4/30~5/1 北陸[大宮→金沢] Canon PowerShot S1 IS 
 2005/1/1~1/2 さくら[東京→長崎] Canon PowerShot S1 IS 
 2008/5/1~5/2 きたぐに[新潟→大阪] Canon PowerShot S3 IS
 2017/12/31~2018/1/1 サンライズ瀬戸[横浜→琴平] Canon EOS Kiss X9
 2008/12/30~12/31 はやぶさ[熊本→東京] Canon PowerShot S3 IS

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※『復活してほしい夜行列車』シリーズ
 (1)夜行列車 旅が味わえる魅力
 (2)夜行列車 週末に遠出できる魅力
 (3)夜行列車 早朝から動ける魅力
 (4)夜行列車 気軽に使える魅力
 (5)夜行列車 安心して寝られる魅力
 (6)夜行列車 旅の機会が増える魅力
 (7)夜行列車 利用者からみた欠点
 (8)夜行列車 鉄道会社の事情
 (9)夜行列車 これからの夢
(10)夜行列車 個人的な興味 [1] [2] [3]

(11)思い出の ムーンライトながら
(12)思い出の ムーンライトえちご
(13)思い出の ムーンライト信州
(14)思い出の 夜行急行はまなす
(15)思い出の 夜行特急まりも
(16)思い出の 夜行特急オホーツク
(17)思い出の 夜行特急利尻
(18)思い出の 寝台特急北斗星
(19)思い出の 寝台特急はくつる
(20)思い出の 寝台特急あけぼの

(21)思い出の 夜行急行能登
(22)思い出の 寝台特急北陸
(23)思い出の 寝台急行きたぐに
(24)思い出の 夜行急行ちくま
(25)思い出の 夜行急行アルプス
(26)思い出の 寝台急行銀河
(27)思い出の 寝台特急あさかぜ
(28)思い出の 寝台特急さくら
(29)思い出の 寝台特急はやぶさ
(30)思い出の 寝台特急出雲

(31)思い出の 寝台特急日本海
(32)思い出の 寝台特急トワイライトエクスプレス
(33)思い出の 寝台特急なは
(34)思い出の 寝台特急あかつき
(35)思い出の 夜行特急ドリームつばめ
(36)思い出の 夜行特急ドリームにちりん
(37)夜行列車 駅発車案内表示
(38)夜行列車 駅ホームで発車を待つ
(39)夜行列車 車内で気ままに過ごす
(40)夜行列車 去りゆくテールランプ

 

 

 

 

 

リニア中央新幹線に鉄道らしさと線路端はあるのか

 開業時期が気になるリニアですが、山梨実験センターと見学センターへ、2014年に訪れてきました。

 いよいよ、都内でも壮大な「第一首都圏トンネル」の掘進準備が始まったようです(2021/10/12発表)。

 鉄道の発展形とはいえ、レールのないリニアモーターカーを鉄道といっていいのかどうか、鉄道趣味の対象に加えられるのか、興味があります。

 

 

 

▼富士急行禾生駅から歩いて行くと、初めて間近にリニア実験線高架橋が迫ってきた。耐震のためかリニア軌道との関係のためか、従来型新幹線で多く見られるラーメン高架橋ではない。新幹線のイメージが少し変わる。
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▼1995年完成の小形山架道橋は早くも風格を見せる。「ニールセン・ローゼ橋」という形式は国内鉄道で初めてらしい。相鉄いずみ野線ゆめが丘近くの橋も思い出したが、あちらは在来線で国内初とのこと。
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▼残念ながらこのは走行試験日ではなかったが、見学センターはにぎわっていた。この表示は首都圏風なところがちょっとおもしろい。将来駅ホームに東海道新幹線同様の駅名標が掲げられたら、数少ない鉄道らしさになるのかも。
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▼新幹線の伝統色を引き継ごうとしているリニア新幹線、MLX01-2。たしかに飛行機ではない、車でもない、定まった軌道を車両が定時に走る乗り物はやはり鉄道の分類、鉄道らしさになるのだろう。
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▼ガイドウェイに囲まれたリニア新幹線の走行路は、鉄道「線路」の範疇を超えた「軌道」になっていた。走行路から見れば、ゴムタイヤ新交通の進化形、「新交通中央新幹線」のようにも見える。
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▼宮崎実験線以来の技術は蓄積されていようが、鉄道200年の歴史と経験にはかなわない。いきなりの500㎞/h運転には不安を感じてしまうのも事実。今までの鉄道網と、直接つながらないことも気になる。
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▼全く新たな輸送手段を構築しているリニア中央新幹線。巨大プロジェクトは動き始め、実際にはもう誰にも方向転換はできないのだろう。昭和の三大なんとかに続かないことを祈るばかり。。
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▼そんなリニア中央新幹線が走り始めたとしても、鉄道らしさが残る以上は、線路端いや「軌道端」を巡りたい気はしている。
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撮影地 山梨県都留市川茂

 

 

 

 人が減りつつある日本で、個人的には今でも中央新幹線には従来型の新幹線を期待しています。リニアと比較検討はされたようですが、従来型でも350㎞/h運転なら今よりは短縮されるし、山陽新幹線への直通可能性を残せます。

 ましてコロナ渦後の今後は人流も減りそうです。従来型新幹線なら都留市にも駅を設けるなどして少しでも人を呼び込めると思います。思い切って方向転換するのも日本の鉄道網のために悪くはないと思うのですが、いかがでしょう…。

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS 6D
△レンズ EF24-105mm f/4L IS USM
△紀行日 2014/8/3(日)

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