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2021/07/23

復活してほしい夜行列車 (1)旅が味わえる魅力

 今や風前の灯火となってしまった、日本の夜行列車。利用者として夜行列車には多くのメリットがあり、無くなるとしたら本当に残念です。

 今日から世界はTOKYO2020週間に入りますが、それにしてもオリンピック向けの夜行新幹線「やまびこ」運転中止は無念でした。ブルートレインはもちろんのこと夜行快速ムーンライト群も皆無になってしまったこの夏、「線路端紀行」では夜行列車の復活応援のため、かつての夜行列車の魅力を振り返ってみたいと思います。

 復活してほしい夜行列車、それは何よりも旅情が味わえる列車。シリーズ1回目は「旅が味わえる」魅力です。

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【①帰宅者の群れのなかで旅立ち】 帰る人たちで混む通勤電車を見ながら、同じホームから優雅に夜行列車で旅立つのは少し優越感があった。これが空港なら皆遠くへ行く人たちだが、駅は様々な人が行き交うので際立つ。普段の駅から旅に出る。
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【②日常から非日常へ】 旅に夜行列車を使うと、生活の場の日常と旅先の非日常とに区切りがつく。二つのエリアを結んでくれるのが夜行列車だった。目覚める前と目覚めた後は遠く離れた場所、不思議な感覚が味わえる。
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【③移ろう景色を眺めながら】 在来線を一途に走る夜行列車に乗ると、移動ではなくて旅ができる。ひたすら夜通し窓をのぞいていることもあった。夜から朝へ、都会から地方へ、景色は変わっていくが連続しているのがまさに旅。
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【④夜明けの絶景】 夜行列車のハイライトは、やはり明け方。普段なかなか見られない時間帯でもあり、徐々に赤くなる空に見とれてしまう。新しい日が始まる、新しい旅先の世界が始まる。眠いはずなのに気分は高まる。
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【⑤乗り合う方々と四方山話】 羽越線を走る夜行列車で、B寝台で乗り合わせた人とひたすら夜中まで話しをしていたことがあった。その方は職人さんで、モノをよく見なさいと教えてくれた。今でもなぜか思い出す。
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【⑥フリースペースで気ままな時間】 フェリーの旅に近い楽しみを味わえたのが寝台列車だった。ロビーカーがあると、移ろう景色を見ながら目的地までゆったりとした時間が過ごせる。空間が広く使える列車ならではのメリットだった。
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【⑦列車にずっと乗っていられる幸せ】 東京から九州行きや浜田行きの寝台列車に乗っていると、果てしのないような列車の旅ができた。乗っていることが好きな人間にとっては全然飽きもしない、日本の広さを感じられた幸せな時間だった。
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【⑧一夜を過ごす空間に愛着が】 車内で長時間を過ごすと、住めば都なのか愛着を感じるようになる。号車番号と寝台番号を覚え、列車を降りてもホームから自分が一夜を過ごした場所を見送る。
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△紀行日 乗車列車 カメラ
 ①2003/4/30~5/1 なは[新大阪→西鹿児島] FUJIFILM FinePix4500
 ②2005/1/1~1/2 さくら[東京→長崎] Canon PowerShot S1 IS
 ③2008/12/30~12/31 はやぶさ[熊本→東京] Canon PowerShot S3 IS
 ④2008/12/30~12/31 はやぶさ[熊本→東京] Canon PowerShot S3 IS
 ⑤2008/12/30~12/31 はやぶさ[熊本→東京] Canon PowerShot S3 IS
 ⑥2005/1/1~1/2 さくら[東京→長崎] Canon PowerShot S1 IS
 ⑦2008/12/30~12/31 はやぶさ[熊本→東京] Canon PowerShot S3 IS
 ⑧2003/5/4~5/5 はやぶさ[熊本→東京] FUJIFILM FinePix4500

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※『復活してほしい夜行列車』シリーズ
 (1)夜行列車 旅が味わえる魅力
 (2)夜行列車 週末に遠出できる魅力
 (3)夜行列車 早朝から動ける魅力
 (4)夜行列車 気軽に使える魅力
 (5)夜行列車 安心して寝られる魅力
 (6)夜行列車 旅の機会が増える魅力
 (7)夜行列車 利用者からみた欠点
 (8)夜行列車 鉄道会社の事情
 (9)夜行列車 これからの夢
(10)夜行列車 個人的な興味 [1] [2] [3]

(11)思い出の ムーンライトながら
(12)思い出の ムーンライトえちご
(13)思い出の ムーンライト信州
(14)思い出の 夜行急行はまなす
(15)思い出の 夜行特急まりも
(16)思い出の 夜行特急オホーツク
(17)思い出の 夜行特急利尻
(18)思い出の 寝台特急北斗星
(19)思い出の 寝台特急はくつる
(20)思い出の 寝台特急あけぼの

 

 

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コメント

普段の駅から通勤電車を見ながらの遠方への旅立ちは、夜行列車ならではの体験で、私も少し優越感を感じたことを思い出します。そして、目的地までの時間は単なる移動ではなく、それ自体が旅行であり、いつまでも乗っていたいと感じたものでした。夜明けの車窓は格別ですね。

汽車空間はブルートレインに憧れて、この趣味の世界に入って
来た者なので、いまの状況は寂しいですが、確実に需要がある
乗り物なので、再び走り出す事に大きく期待しています。

ブルートレインが廃止された時に、もうこのような列車は走らない
と思われましたが、少しずつ形を変えて走っているので、その列車
が登場するのを待ちましょう。

21世紀になって、寝台電車、寝台気動車、寝台客車が登場したの
ですから、基本は出来ていると思います。

★ MIRUMIRU 様
今回のシリーズは、2000年代のデジカメ初期に撮った写真を集めてみました。
当時はコンパクトデジカメに感動していましたが、やはり小ささは強さです。とにかく何でも撮っておいてよかったです。

ちょうど今東京オリンピック開会式の選手入場を見ていたんですが、カメラが見えたのはわずか2名、やはりスマホは最強です。。

★ 汽車空間 様
私も国鉄はブルートレインから撮り始めたので、いつの間にかこんな状況になってしまったことが信じられません。。

21世紀の豪華列車は確かに三社各様で、可能性を感じますね。どうかこれが庶民派列車まで下りてきますように。

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