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2020/12/12

!祝!なんとか存続が決まった宗谷本線抜海駅(2025年廃止)

 廃止が心配されていた宗谷本線抜海駅はなんとか存続が決まったようで、まずは本当によかったです。

 12月9日に発表された「2021年度から自治体による維持管理に移行する駅(18駅)」に抜海駅も含まれていて、ホッとしました。最北の無人で木造駅舎が残る交換駅は、全国でも唯一無二の存在であり、個人的にも思い入れがあるので応援していました。

 2020年9月、もはや抜海駅を見られるのは最後かと覚悟を決めて訪れてきました。

※関連記事 抜海も廃止か 抜海が廃止の危機に 存続決まった抜海(今ここ) 抜海で稚内行を見送る 残るか兜沼・勇知・抜海 抜海が棒線化 抜海の木造駅舎 抜海よ永遠に 稚内市最南勇知駅 兜沼が見える兜沼駅 南幌延の板張りホーム さらば歌内 雄信内廃止 佐久も交換設備撤去

 

 

 

▼待合室にはベンチがひと組。
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▼北端の地まで鉄道で来られるのは安心感がある。
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▼宗谷本線抜海駅、この環境で存続できるのは奇跡なのかもしれない。
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▼稚内からトロッコ列車でも走れば大人気になると思うが、どうだろう。
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▼年月がたった駅舎は維持が大変だろう。
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▼はるか続いてきた鉄路も最北端まであと少し。
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▼防犯?カメラやLED照明が設置されているのは、現代の無人駅らしい。
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▼なかなか訪問することはかなわないが、これからも宗谷本線抜海駅を関東から応援したい。
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撮影地 北海道稚内市抜海村クトネベツ

 

 

 

《2022/6/13追記》 その後、稚内市は2023年度の抜海駅維持費を負担しない、ことが報道されました。

《2025/3/15追記》 昨日で抜海駅は結局廃止になりました。単なるそろばん勘定では廃止になるのでしょう。しかしそれだけで判断して良いものなのか、いろいろ考えさせられました。宗谷本線と沿線はもっとその魅力を広めないともったいない、日本の鉄道網はローカル線や小駅をどこまで維持するのか、日本の限られた赤字予算で鉄道施設へはどう配分するのか、などまで思いは巡りました。

 また痛感したのは、訪問客が旅先で良いと感じても、地元の方々にとってはそうでもない、ということでした。抜海駅なら、おそらく稚内の方々なら何もないボロ駅舎のどこがいいのか、という感覚でしょう。富良野の丘で、見向きもされない一本の木に訪問客は集まる、ことにも似ています。訪問客は観光地や名所だけではなく、無名なシーンにもその地域の魅力を感じることを、もう少し地元の方々に知って頂けたらと感じました。

 最後に、個人的な妄想を書きます。臨時駅「抜海原野」の設置です。「釧路湿原」や「原生花園」臨時駅が名所ど真ん中に出来て、私も早速行きましたが、今も多くの人が訪れるようです。そこで宗谷本線にも、日本海と利尻富士が一望できるあの高台の絶景ポイントに「抜海原野」臨時駅を設けてはいかがでしょうか。今の徐行運転だけではなく、臨時駅設置と「抜海トロッコ」列車の運行で、稚内と宗谷本線の魅力アップに期待できると思います。抜海駅の廃止が、なぜここまで他所の人にも惜しまれ、なぜ全国ニュースにもなったのかを思い起こし、ここで終わってほしくない気がするのです。

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2020/9/22(火)

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11_北海道」カテゴリの記事

コメント

今後、路線の存続が気になりますが、将来に向けた布石と解釈として思いたいです。

自分が一番、最初に北海道に行ったとき、急行利尻に乗車して錆がでたバスに乗って
宗谷岬に向かったのは四半世紀前で、しばらく宗谷本線も乗っていないので、
そろそろ行きたいです。

DE15の雄姿が見てみたいです。

★汽車空間さん
やはり稚内への旅は、夜行利尻があってこそでした。
都会の札幌を旅立ち、目覚めると最果ての大地を走っている。あの強烈な印象はまさに夜行列車の旅の醍醐味でした。

北の大地を縦横に昼夜旅することができる北の鉄道に戻ってほしい、その夢は消すことができません。。

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