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2020年1月

2020/01/25

京都鉄道博物館で見られる車両標記と字体

 京都鉄道博物館には開館した2016年に行ってきました。大宮や名古屋とはまた違い、梅小路らしい奥が深い施設になっていました。

 車両の標記や文字を見ていても、表情にバリエーションがあり興味は尽きません。

※関連記事 津山の鉄道館は扇形庫 大宮鉄博で見られる車両標記と字体 京都鉄博で見られる車両標記と字体(今ここ)

 

 

 

▼「京都鉄道博物館」の文字は、大宮と同じく細めだがこちらは直線的。
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撮影地 京都府京都市下京区観喜寺町

 

 

 

▼なんと車内で食事が出来るという、20系食堂車。関西らしい実利ある展示方法かと。最近なかなか「ナ」の付く車両は見られないが、よく見ると2画目のはらいが少しかわいらしい「ナ」。
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▼大阪環状線で生涯を終えたこの103系は、関東生まれなのだった。こちらは国鉄銘板のまま過ごしていたようだ。確かに替えなくても誰も困らない。銘板は、車両にしっかり貼っておかないと分からなくなってしまった?大昔の名残なのだろうか。
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▼メインステージに展示された583系。初期のヘッドマーク現物を見たことはなかったが、縁取られた独特な字体と、5画目がそこから分かれるのかという字形が印象的。分割する特急エンブレムも興味深い。
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▼鏡のように磨かれていたJNRマーク。日本国有鉄道の誇りだったのだろう、特急電車たち。こうしてしっかり整備保存されて、本当によかった。
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▼ありふれた国鉄特急電車の行先方向幕も急速に過去のものになりつつある。全国で標準化された表示はわかりやすく、4ヶ国語表記も不要だった平和?な時代だった。字体は現在の画一化されたフォントとは違うようで味わい深い。
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▼昔から気になっている字体「大」。なんで1画目の左右が下がるのか、一筆で書いていないのか・・・。コンテナ特急「たから」の車掌車ヨ5000に大きく描かれ目立っていた。
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▼寝台特急「日本海」つながりで、青森から24系客車がやってきていた。側面の標記で「形」「オ」「空」などに独特な字体が見られる。全検実施年月を囲う枠線の四隅も特徴的。
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▼50系客車もいよいよ保存される世代になってきた。新車のようになっていたが、屋外展示だと今後の塗装劣化が気になる。移行時に一斉貼付されたJRマークはイメージ刷新に貢献していたが、JNRマークに比べるとスマートさはちょっと・・・。
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△カメラ Canon EOS 8000D
△レンズ EF-S18-135mm f/3.5-5.6 IS STM
△紀行日 2016/5/3(火)

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大宮鉄道博物館で見られる車両標記と字体

 増設された大宮の鉄道博物館にやっと行ってきました。最新の新幹線E5系までがそろい、展示の幅が広がったようです。

 車両に付いている各種の標記や字体を見ているだけでも、面白くキリがありません。

※関連記事 津山の鉄道館は扇形庫 大宮鉄博で見られる車両標記と字体(今ここ) 京都鉄博で見られる車両標記と字体

 

 

 

▼大宮「鉄道博物館」の字体は細めなのが印象的。エントランスでまず急行型電車が迎えてくれるのはうれしい。
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撮影地 埼玉県さいたま市大宮区大成町

 

 

 

▼秋葉原の旧交通博物館から移設された、修学旅行電車167系モックアップ。サボもレプリカなのかもしれないが、当時の字体と同じだろうか。
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▼ボンネット特急ヘッドマークで唯一の漢字併記だった181系「とき」。格調があるというか手書き風というか、独特の平仮名字体。のちに絵入りヘッドマッーク化されたが、ボンネットには文字のみの方が似合っていた。
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▼国鉄特急車両を飾っていたJNRマーク。これが付いているからこそ国鉄特急には格好良さを感じた。「こだま」の頃から速さと未来を感じせたに違いない。
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▼急行型電車455系の車両銘板。国鉄型だったこちらの国鉄銘板はしっかり交換されていた。同じ「日本」にも字体の差を感じる。
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▼一世を風靡した絵入り特急ヘッドマーク。登場以来車両・マーク共変わらずに現役最古なのは、今や「踊り子」だろうか。このスピード感ある平仮名字体が好きだった。最近の特急車両は、なんでヘッドマークを止めてしまったのだろう。
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▼国鉄以来の新幹線車両採番ルールに則っていた、山形新幹線400系。車両形式が強調されたのは、この頃新鮮だった。
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▼センセーショナルに登場して、あっという間に京浜東北線から去っていった209系(モックアップ)。この頃は意外と国鉄字体のスミ丸ゴシックに近かったようだ。「快速」の速そうな斜体字が好きだった。
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▼展示のためにほぼ新造された東北新幹線E5系は、編成番号「U0」となっていた。業務用のためか無機質に表示されるのみ。札幌延伸に向かって、これからどんな車両や標記が登場するだろう。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/11/23(土)

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2020/01/12

名鉄空港線で「FLIGHT OF DREAMS」のボーイング787初号機を見に

 名鉄空港線に乗って、ボーイング787の初号機が保存された中部国際空港「FLIGHT OF DREAMS」を見てきました。

 最近のboeing社は、737MAXで大変な状況ですが、747の頃から何となく応援しています。がんばれboeing! がんばれアメリカ! がんばれ自由主義!

 

 

 

▼常滑までの在来線とは打って変わって、一路新線で空港島へ。もっと快走を感じていたいが、海上駅にすぐ着いてしまう。どことなく、リニア・鉄道館へ向かうときのあおなみ線と似たような気分。
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▼名鉄空港線の中部国際空港駅は、2005年の開業。地下鉄ではない線区でのフルスクリーンドアは珍しく感じた。
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▼中部国際空港駅の改札口から徒歩5分、専用の建物ができていた。駅前だったらもっと素晴らしいかも。
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▼1Fのフライトパークに入り、早速B787とご対面。普段旅客機に近づけることはないし、さすがに中型機まるごとの展示は迫力が違う。鉄博と同様に暗めの展示環境だが、時々派手なライトショーが行われて最新機種を引き立てていた。
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▼より流麗になったB787。新幹線だと先行試作車も量産化改造されて活躍しているが、飛行機はそうもいかないのか。
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▼飛行機には機体自体をデザインする余地はなさそうだが、それだけに空力優先の機能美がすばらしい。ファインダーから見ていてほれぼれする。箱形の鉄道車両と違って、様々な角度から狙いがいがあるのがおもしろい。確かにこれははまりそう。
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▼ここではレトロ機ではなく最新機を間近に見られるのが売り。B787の主要部品を輸出する中部国際空港ならでは。
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▼B787を見ながら食事できるなんて、飛行機ファンならずとも子供連れに人気がありそう。この席の配置は、鉄博も見習ってほしい気がする。あとは施設の新鮮さをどう保てるか。わがまま言えば、屋上から離発着する現役飛行機が眺められればなおいい。
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撮影地 愛知県常滑市セントレア1丁目

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/1/2(水)

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さらば日高本線大狩部駅、線路は波打ったまま(2021年廃止)

 日高本線大狩部駅へ、2019年に訪れてきました。

 列車が来なくなってからはや4年。それでも大狩部駅は、いつでも列車を迎えられるたたずまいを残していました。

 2019年11月、日高本線の廃止容認が沿線7町で確認されたそうです。もうここで列車を見ることは、永遠にないのでしょうか・・・。

※関連記事 清畠-厚賀61K328M、漁場通り踏切 大狩部の線路は崩れたまま 昆布干す浜をゆく東町-日高幌別 さらば西様似駅 さらば様似駅

 

 

 

▼あの震災以来、多くの海沿いの駅に海抜表示が見られるようになってきた。
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撮影地 北海道新冠郡新冠町大狩部

 

 

 

▼待合所からホームに降りる。そのまま海に飛び込みできそう。。駅の施設はこれだけ。
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▼きれいな砂利は現役の駅のよう。海を見下ろすホームではないけれど、ここも海に至近な駅と言っていい。
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▼波よけのためか、ホームの海沿いには板が建てられている。
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▼もう4年もの間、列車を待ち続けている駅名標。駅ナンバーと黄色い線が取り付けられることはなかった。。
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▼普通の海辺なら北海道にはいくらでもあるけれど、日高本線が廃止になると海に面した駅はあと何駅になるのだろう。
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▼国道が駅のすぐ裏を通るので、秘境駅というほどではない。思い出お~い日高本線。お疲れさま、さらば大狩部駅。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/8/13(火)

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