常磐線竜田駅が常磐南線北限だったころ
いよいよ来春全通する常磐線。
2016年の夏に、当時は竜田駅止まりだった‘常磐南線’に乗ってきました。
▼竜田駅で折り返し発車を待つ電車。いわき以北を走る5両のE531系は何となく違和感があるが、わざわざ仙台からE721系などを移動させるほどでもないのだろう。
撮影地 福島県双葉郡楢葉町井出木屋
▼まだ健在だった、縦型駅名行灯。かつて地方でよく見かけた気がするが、最近は少なくなった。夜行列車から暗い車窓の中でも通過する駅名がわかるので、好きだった。国鉄規格だろうけど、いつの時代からあったのだろう。
▼一時の利便のため、跨線橋を休止させて本線に仮歩道橋が設置されていた。
▼常設に近い水準のバス停。代行バスに乗り継ぐ前に、あたりを少し歩いてみた。
▼竜田駅北側の踏切。普段と何も変わらないように見えるが、5年も稼働していないことになる。
撮影地 37°17'07.6"N 141°00'06.2"E
▼日本の動脈が途絶えている。特急が走った常磐線とは思えない。地元にとっても常磐線にとっても、長くしかしあっという間の5年間だった。2020年春の全線復旧と特急復活を、心待ちにしたい。
△カメラ Canon EOS 8000D
△レンズ EF-S18-135mm f/3.5-5.6 IS STM
△紀行日 2016/8/13(土)
▽Webサイト 線路端紀行
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コメント
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竜田駅は暫定の終着駅ながら、仮歩道橋の設置など、よく整備されていますが、駅北側の草に覆われた線路は、辛い現実ですね。
来春の全線運転再開と特急の直通運転が、復興のきっかけとなることを願っています。
投稿: MIRUMIRU | 2019/12/01 15:56
★ MIRUMIRUさん
この辺り原発に近いのは理解していながらも、当然目に見える障害はないんですよね。
つくづく怖いなぁと感じました。。
投稿: ひょうたん山@管理人 | 2019/12/01 23:36
あの大きな地震も随分前のように感じますが、厳しい現実が存在している事は忘れてはなりません。
この地で走る列車は今後、地域の復興と人々の夢や希望を乗せて走る事を切に願います。
列車が走る姿や汽笛の音色は、そこに住む人々の復興のシンボルになるからです。
投稿: 汽車空間 | 2019/12/03 16:30
★ 汽車空間さん
代行バスで「フクイチ」近くの国道を抜けましたが、自然災害とは全く違った無人の家並みに呆然としました・・・。
多くの人が、厳しい現実を「見て」「感じて」「行動する」ことが大事じゃないかと思います。
投稿: ひょうたん山@管理人 | 2019/12/03 23:39