今なお残る米軍三沢基地専用貨物線廃線跡は東北本線三沢から分岐
米軍三沢基地の専用貨物線跡を、2018年に歩いてきました。
前夜は、三沢駅から歩いて三沢市街に宿泊。基地とともに成長した街をかいま見ることが出来ました。
いま線路敷きはどこが所有しているのでしょう。米軍から返還されたのかは不明ですが、草刈りがされていてある程度の保存活動?はされているようでした。個人的な夢は、八戸から三沢市街まで直通電車三沢リレー号が走ることです・・・。
※関連記事 今なお残る浜安善終端 今なお残る横田基地貨物線 今なお残る瑞穂埠頭貨物線 今なお残る厚木基地貨物線 厚木基地貨物線の制限区域内線路
▼三沢基地正面ゲート横から見た基地内。専用線のレールが残っているではないか。ほんとうにタンク車が走っていたのかと思うほどの、ヒョロヒョロ感がたまらない。基地公開の日に、中の専用線跡も見てみたい気がする。
撮影地 青森県三沢市中央町2丁目
▼専用線は正面ゲート横から基地の外へ出ると、しばらく基地に沿った遊歩道になっていた。その昔は手前から分かれて北側に延びていた線もあったようだが、まったく気づくことは出来ず。
▼2006年に運行を停止したらしく、すでに12年がたっている。走っていた頃はあまり気にもとめなかったが、無くなってからから初めてあの時行っておけば良かったと思う、いつものパターン。
▼県道8号八戸野辺地線 と交わる上久保踏切には、さすがに遮断機などは残っていなかった。ただ、この付近を掘さくする時は「日本電信電話公社」八戸電報電話局へ連絡を、という1985年以前の立て看板がそのままになっていた。
▼遊歩道になった区間を除いて、レールはほぼそのまま残っていた。跡地利用方針が決まらず、撤去費用もまだねん出できないのだろうか。
▼三沢市街をはずれると、どこか山間路線をゆくような雰囲気になる。
▼ある夏の日の専用線。うれしいことに、この前後は明らかに草刈りされていた。愛着がある地元の方がおられるのだろうか。
▼東北本線ではなくて…、青い森鉄道と合流する付近。専用線は草ぼうぼう。その昔、急行八甲田から分岐線を見ていつかはと思っていたが、願いがかなった。両線とも過去帳入りしてしまってようやく・・・。
△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2018/7/27(金)
▽Webサイト 線路端紀行
« 今なお残る米軍厚木基地専用貨物線廃線跡は相鉄線相模大塚から分岐 | トップページ | インスタ映えする龍口寺竹灯籠へは江ノ電で »
「12_東北」カテゴリの記事
- 最初で最後の津軽海峡線青函トンネル「竜飛海底駅」に途中下車(2014年廃止)(2024.05.26)
- 奥津軽いまべつ駅前の津軽線津軽二股駅は復活なるか(2023.06.03)
- 気になる秋田港駅で留置されている24系寝台車両の行方(2022.09.10)
- 何も変わることはなかった2021年奥羽本線庭坂の夏(2021.10.30)
- 有人駅で開業した北海道新幹線奥津軽いまべつ駅(2021.05.01)
コメント
« 今なお残る米軍厚木基地専用貨物線廃線跡は相鉄線相模大塚から分岐 | トップページ | インスタ映えする龍口寺竹灯籠へは江ノ電で »
比較的最近の2006年まで、タンク車が走っていたんですね。
昨年の時点でまだ線路が残り、一部では草刈りもされているのはうれしいです。
投稿: MIRUMIRU | 2019/08/11 21:48
★ MIRUMIRU 様
米軍用燃料輸送は手堅く残るのかと思っていましたが、やはりコストだったのでしょうか。
投稿: ひょうたん山@管理人 | 2019/08/12 01:00
意外と鉄道貨物が注目されていますが、こういう線路に再び、貨物が走る
とういうような、話が聞かないのは、一度廃止になった路線が復活するのは
難しいようです。
トラックの運転手さんが不足している中、再検討が必要だと思われます。
投稿: 汽車空間 | 2019/08/20 20:06
★ 汽車空間さん
モーダルシフトとかコンパクトシティとか言われていながら、ここ10年でも貨物列車(車扱い)や地方鉄道が退潮傾向なのは、本当にもどかしくてなりません。
でもこれが現実なんだろうな。。
投稿: ひょうたん山@管理人 | 2019/08/20 22:53