日高本線大狩部の線路は崩れたまま(2021年廃止)
とうとう崩れたまま復旧できそうにない、日高本線を見てきました。
これが日本の鉄路の現実なのかと、ただただ呆然とするだけでした。
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▼大狩部駅に行くと、苫小牧側の線路が崩れていた。線路はまったく手が付けられていないよう。
撮影地 北海道新冠郡新冠町大狩部
▼護岸が崩れて、波が直接線路敷きを洗ったようだ。傾いたままの線路にショックを隠せない。
▼超大型台風10号のせいか、晴れていてもしょっちゅう線路まで波しぶきがかかる。当然歩いている自分にも、KissX9にも。
▼かなりの高波が度重なって襲ったのだろう。数年間もこの有様とは、本当にこれは日本の鉄道なのか・・・。
▼護岸は崩れたままで、岩石ブロックと土囊で応急措置をしているのがわかる。
▼開業以来の線路敷きが洗掘されて。応急処置すら行われないところに、鉄道の窮状が見える。
▼長い時間軸では、海岸線は次第に崩れる運命にある。線路も同じこと、特別なことではないはず。
▼地元北海道は、鉄路の復旧はあきらめて高規格道路の新設へと交通路の選択と集中をはかる。残念ながら、この海岸をもう列車が走ることはないのだろう。
△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/8/13(火)
▽Webサイト 線路端紀行
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