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2019年8月

2019/08/25

日高本線大狩部の線路は崩れたまま(2021年廃止)

 とうとう崩れたまま復旧できそうにない、日高本線を見てきました。

 これが日本の鉄路の現実なのかと、ただただ呆然とするだけでした。

 ※関連記事 清畠-厚賀61K328M、漁場通り踏切 さらば大狩部駅 昆布干す浜をゆく東町-日高幌別 さらば西様似駅 さらば様似駅

 

 

 

▼大狩部駅に行くと、苫小牧側の線路が崩れていた。線路はまったく手が付けられていないよう。
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撮影地 北海道新冠郡新冠町大狩部

 

 

 

▼護岸が崩れて、波が直接線路敷きを洗ったようだ。傾いたままの線路にショックを隠せない。
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▼超大型台風10号のせいか、晴れていてもしょっちゅう線路まで波しぶきがかかる。当然歩いている自分にも、KissX9にも。
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▼かなりの高波が度重なって襲ったのだろう。数年間もこの有様とは、本当にこれは日本の鉄道なのか・・・。
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▼護岸は崩れたままで、岩石ブロックと土囊で応急措置をしているのがわかる。
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▼開業以来の線路敷きが洗掘されて。応急処置すら行われないところに、鉄道の窮状が見える。
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▼長い時間軸では、海岸線は次第に崩れる運命にある。線路も同じこと、特別なことではないはず。
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▼地元北海道は、鉄路の復旧はあきらめて高規格道路の新設へと交通路の選択と集中をはかる。残念ながら、この海岸をもう列車が走ることはないのだろう。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/8/13(火)

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山田線盛岡発宮古行き最終列車は2時間ガラガラ

 盛岡19時57分発の、山田線最終宮古行きに乗ってきました。

 こんな路線と列車が残っているとは、旅人にはなんともありがたいことです。

※関連記事 全通を待つ 磯鶏~宮古 大船渡線盛駅にBRTバス 駅ナカ女川温泉ゆぽっぽ

 

 

 

▼盛岡駅2番線にて、キハ110二両の宮古行きが発車を待つ。
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▼八戸駅のように事実上東北本線のホームが短縮された駅もあるが、ここ盛岡駅は今も12両分?の長さに灯りがともる。
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▼今もきれいな車体を保つキハ110へ、乗り込む人は多くない。これから淡々と二時間の旅路が待っている。
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▼そして22時17分、宮古到着。降りたのは十人たらずか。出口専用有人改札が今となっては珍しい。立ち食いそば屋もあるが、この本数で存在できるのは驚異的だ。
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▼車両はこのまま滞泊するようで、車内灯が消えた。乗務員は宿泊所へ直行するのだろうか。
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▼釜石方面の磯鶏へあたかも行けるような駅名標。海沿いの山田線が来年三陸鉄道へ譲渡されると、山線区間のみ残る山田線。このまま維持できるだろうか。
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▼もう発着する列車はない。
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▼おやすみなさい宮古駅。
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撮影地 岩手県宮古市宮町1丁目

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissM
△レンズ EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM
△紀行日 2018/8/13(月)

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2019/08/10

インスタ映えする龍口寺竹灯籠へは江ノ電で

 夏の江ノ電は、意外と初めてだったかもしれません。

 ちょうどこの日は龍口寺で、第九回 龍の口「竹灯籠」が行われていました。

※関連記事 クリスマス江ノ電2011 2016年腰越初日の出 新春江ノ電2018 冬の富士山くっきりと ベンチに座って初日の出 鎌高前踏切で初日の出

 

 

 

▼湘南江の島駅がリニューアルされたというので見てきた。昭和の雰囲気は一掃され、最上階の改札前展望台がすばらしい。海側は今やマンションに圧倒されるが、大山丹沢の山並みがここまで眺められるとは。いつの間にか江ノ島駅前にはTULLY'Sが。
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撮影地 神奈川県藤沢市片瀬3丁目

 

 

 

▼龍口寺前『扇屋』の「江ノ電もなか」を、おそらく初めて買ってみた。大好きな緑色2000形の箱に、抹茶が入った緑の餡が美味。
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▼鎌倉高校前の駅横で行われていた国道改修は、終盤に近いようだった。江ノ電側の歩道が今までの何倍にも広がり、海側のガードはロープ柵に戻され、景観は悪化しなかったようなのでひと安心。
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▼椅子に腰掛けてのんびり大島を眺めたいところだが、夏のホームもクリスマスシーズンと変わらずの大賑わい。
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▼まだまだ衰えない台湾他からのロケ地訪問客。とうとう中文の看板『遵守規則旅途愉快。江之電謝謝悠合作』が掛かった。写真的には、さらにインバウンド歓迎のためにもこの太いケーブルを移設してほしい、などと勝手なことを思ったりして・・・。
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▼江ノ電もなか『扇屋』前から。今日は暑かったものの、遠くまで見通せた。『扇屋』の女将さんも自慢していたが、チラ見できる富士山に感動。
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▼この日はお祭りのためか、『扇屋』はいつもより遅くまで開いているよう。また今夜は龍口寺の門前に屋台が並び、ビールを飲みながら江ノ電見ながら夕涼みができた。
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▼そして、龍口寺の「竹灯籠」へ。以前は境川で灯籠流しをしていたそうだが、近年竹灯籠に変えたとのこと。境内はなかなか壮観だった。まさにインスタ映えする夜景で、皆こぞってスマホ撮影していた。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/8/4(日)

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今なお残る米軍三沢基地専用貨物線廃線跡は東北本線三沢から分岐

 米軍三沢基地の専用貨物線跡を、2018年に歩いてきました。

 前夜は、三沢駅から歩いて三沢市街に宿泊。基地とともに成長した街をかいま見ることが出来ました。

 いま線路敷きはどこが所有しているのでしょう。米軍から返還されたのかは不明ですが、草刈りがされていてある程度の保存活動?はされているようでした。個人的な夢は、八戸から三沢市街まで直通電車三沢リレー号が走ることです・・・。

※関連記事 今なお残る浜安善終端 今なお残る横田基地貨物線 今なお残る瑞穂埠頭貨物線 今なお残る厚木基地貨物線 厚木基地貨物線の制限区域内線路

 

 

 

▼三沢基地正面ゲート横から見た基地内。専用線のレールが残っているではないか。ほんとうにタンク車が走っていたのかと思うほどの、ヒョロヒョロ感がたまらない。基地公開の日に、中の専用線跡も見てみたい気がする。
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撮影地 青森県三沢市中央町2丁目

 

 

 

▼専用線は正面ゲート横から基地の外へ出ると、しばらく基地に沿った遊歩道になっていた。その昔は手前から分かれて北側に延びていた線もあったようだが、まったく気づくことは出来ず。
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▼2006年に運行を停止したらしく、すでに12年がたっている。走っていた頃はあまり気にもとめなかったが、無くなってからから初めてあの時行っておけば良かったと思う、いつものパターン。
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▼県道8号八戸野辺地線 と交わる上久保踏切には、さすがに遮断機などは残っていなかった。ただ、この付近を掘さくする時は「日本電信電話公社」八戸電報電話局へ連絡を、という1985年以前の立て看板がそのままになっていた。
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▼遊歩道になった区間を除いて、レールはほぼそのまま残っていた。跡地利用方針が決まらず、撤去費用もまだねん出できないのだろうか。
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▼三沢市街をはずれると、どこか山間路線をゆくような雰囲気になる。
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▼ある夏の日の専用線。うれしいことに、この前後は明らかに草刈りされていた。愛着がある地元の方がおられるのだろうか。
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▼東北本線ではなくて…、青い森鉄道と合流する付近。専用線は草ぼうぼう。その昔、急行八甲田から分岐線を見ていつかはと思っていたが、願いがかなった。両線とも過去帳入りしてしまってようやく・・・。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2018/7/27(金)

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