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2019年7月

2019/07/28

今なお残る米軍厚木基地専用貨物線廃線跡は相鉄線相模大塚から分岐

 米軍厚木基地の専用貨物線跡を、2018年に歩いてきました。

 2004年に一度歩いて以来の訪問になります。線路敷きは草ぼうぼうになる一方ですが、あまり雰囲気は変わっていませんでした。不思議なのは貨物列車が走らなくなってから久しいのに、撤去が行われないことです。

 線路敷きは2017年に米国から返還されたそうですが(2017/9/8カナロコ)、身近な廃線跡なのでこのまま残ってほしい気はします…。

※関連記事 今なお残る浜安善終端 今なお残る横田基地貨物線 今なお残る瑞穂埠頭貨物線 今なお残る三沢基地貨物線 厚木基地貨物線の制限区域内線路

 

 

 

▼相模大塚の海老名寄りに、本線から貨物線への分岐が今なお残る。いざというときに、まだ復活もありうると考えているのだろうか。
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撮影地 神奈川県大和市桜森3丁目

 

 

 

▼相模大塚駅近くの住宅地を進む。主要な踏切には警報器が残るものの、第四種踏切はこの通り。大きくSTOPと書かれているということは、この貨物線沿線にもアメリカ人が多いのか。
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▼その先の軌道敷で、ほとんど芝生敷きになっているところがあった。ここを相鉄の電気機関車ED10が通っていたとは、想像しにくくなってきた。
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▼東名高速道路をオーバークロスする「大和五号橋」。NHKの東名定点カメラがこの近くにある。相鉄本線はいつも映るが、残念ながら貨物線は範囲外。ここを走る1日10万台のクルマのうち、何人がこの貨物線に気付くだろう。自分が東名を通るときには、貨物線と相鉄線を確認しないと気が済まない。。

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▼独特なカタチをした、簡易な架線柱とビーム。専用貨物線の雰囲気をかもし出す。
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▼東名を渡ると「在日米軍所属要員専用駐車場」が現れる。アルファベットのナンバープレートが見えたりして、基地が近いことを感じる。
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▼沿線には、昭和55年製の踏切器具箱が多い。PCマクラギ化されたところもあるし、その頃はまだ将来がある貨物線と考えていたようだ。
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▼そのうち南関東防衛局が管理する国有地が現れ、線路はフェンスの手前で途切れる。前回訪問時には厚木基地内へも線路が延びていたが、撤去されていた。ただし最後の架線柱が、いまだに架線を引き込んで基地内に立っている。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2018/2/12(月)

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21世紀の海老名車両基地を走ったSE3000形ロマンスカー

 小田急鉄道展2019へ、SE車3000形ロマンスカーを見に行ってきました。

 今年の鉄道展は珍しく5月の実施でしたが、聞いてみたらロマンスカーミュージアム建設のため早めに行ったとのこと。この日の展示のためにSE車が長年休んでいた車庫から出てきましたが、もう5両がそこに戻ることはないのでしょう。

※関連記事 さらばロマンスカーVSE 営業開始2日目のVSE ロマンスカーミュージアムで再会  鉄道展2015は8000形

 

 

 

▼鉄道展が終わった15時40分過ぎ、はやくも赤い1000形に押されて、SE車が移動してきた。今年は日曜日の車両展示最終入場が14時迄と早かったが、この移動の制約があったからなのか。
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撮影地 神奈川県海老名市めぐみ町

 

 

 

▼緑旗を振りながら進んでいくSE車。無動力とはいえ、車両基地内を走るSE車に感動。いまここは何年なんだ・・・。2021年春、この先右側に建設されるロマンスカーミュージアムに入る時には、またレールの上を来られるだろうか。
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▼1000形とSE車とが併結しているのは、今まで見たことがない。まして復刻前面スタイル+赤い1000形という。1000形にとっては、手慣れた車両輸送なのかもしれないが。
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▼電車基地の南側に到着すると、なんと新旧の3000形が顔合わせ。特急車も通勤車も、昭和と平成登場の車両とにはデザインの断絶があるようだ。小田急車の伝統はどこへ行ってしまったのだろう・・・。
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▼ロマンスカーで一番好きなのはLSE7000形だったけど、SE車もよく「あさぎり」を撮りに行った。1991年に御殿場線へお別れに行ったところ、花粉症が激しくなってしまったのを思い出す。
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▼2019年にもなって、5連のSE車を車両基地線路上で見られたのは感激だった。SE車がしばらく外に出ないうちに、高層マンションが建ち始めている。お疲れさま、SE車3000形。今度はロマンスカーミュージアムでお会いしましょう!
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/5/26(日)

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2019/07/16

さらばぼくらのLSE7000形ロマンスカー

 そういえば、LSE車 7000形ロマンスカーが営業運転を終了してから1年がたちました。

 まだここでお別れも出来ていなかったので、最後に見た新宿駅での光景を思い出してみます。

 斬新かつ流麗でバランスとれた先頭部スタイルは、今新登場しても全くおかしなくない再来を期待したいロマンスカーでした。

※関連記事 さらばマンスカーVSE 営業開始2日目のVSE ロマンスカーミュージアムで再会 鉄道展2018でLSE

 

 

 

▼2018年7月10日(火)の営業運転終了までわずかとなった7月1日。LSEがとうとう最期を迎えてしまうとは、信じられなかった、信じたくなかった。NSEのお別れの時には、まだ自分が生まれる前の車両だったからあきらめもついたけど、LSEは・・・。
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▼今日位ならまだかわせる人だかり。この角度からのLSEもかっこいい。昭和55年からこんなに先進的だったのだ。
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▼車種ごとに精緻なイラストで案内されていた。このプロトタイプは、前面の窓ガラス押さえが黒色だった頃か。
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▼流麗なという表現がピッタリなLSE。原塗装とシングルアームとの相性もバッチリ。これ以上のロマンスカーはないのではと思ってしまう。
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▼LSEのバランスと美しさはまさに機能美。デザイナーに依頼した方が車両は進化したと言えるのだろうか、そうでもないと思う。
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▼お隣の8000形から。まさに昭和の小田急車両そろいぶみ。自分たちの世代にとっては、全くの基本。いずれともに去ってしまう日がくるのだろう。基本は無くなってほしくないが、それが時代が移り変わるということだろう、それが年をとることなのだろう、と自分を納得させるしかない。。
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▼とうとうLSEにも終了年が打たれてしまう。でもHiSEよりもRSEよりも長生きできたLSE。ありがとうLSE、さらばぼくらのLSE 7000形。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2018/7/1(日)

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下松市を昼間走ったイギリスへ旅立つ高速鉄道車両Class 800

 下松市で行われた「道路を走る高速鉄道車両」見学プロジェクトを見てきました。

 あいにくの天気でしたが、輸送車は予定通り午前10時に日立製作所笠戸事業所を出発しました。日本生まれの高速鉄道車両があのイギリスで活躍できるとは、日本人として誇らしく胸おどります。

 イベントを実行された関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。楽しめました。また次回!と期待したいところですが、感動が薄れないように続けるのも簡単ではないでしょう。。

 

 

 

▼やってきた、IEP Class 800シリーズ。初めての、道路での“走り形式写真”。県道366号は通行規制が実施されており、対向車とかぶらないのはよかった。やはり白昼堂々と走る鉄道車両に、まずは感動。
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撮影地 山口県下松市東豊井二宮町

 

 

 

▼さすがに高い、長い、大きい。輸送車は2キロを50分かけて走るそうで、早歩きの速さなのでじっくり見られた。幅は在来線なみだが、長さは新幹線なみに25Mという。
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▼小雨だったが、沿道にはずらりの人。地元産とはいえ普段は夜中の輸送だから、ふつうは見かけないだろう。祭りでもないのに、3万5千人という人が集まったというのは驚き。まさにレールスターならぬロードスター??
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▼ここでもガソリンスタンドが閉じていた。新日本石油下松SS跡前をゆくイギリス行き車両。ところで、この車両は電化&非電化両対応だそうだが、そうは見えないのはさすがのデザイン。
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▼見学プロジェクトはあくまで、鉄道車両の輸送のため。実際はクルマの渋滞より、見学人の人だかりの方がすごかった。ファミリーマート前から追いかけてきたが、駅前付近の人混みで離れてしまった。
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▼下松第二埠頭前、4車線道路に到着。最後に車両を前にして、市長や県知事から挨拶がされていた。輸出車両の輸送をよくぞ見学イベントに仕立て上げたもの。これはまさに産業観光なのかもしれない。
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▼イギリスで定められているという前面警戒色の団子っ鼻。今日は見学プロジェクトなので付けられていたが、港に到着済みの車両は外されていた。
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▼行ってらっしゃい!イギリスへ。お元気で~、IEP Class 800シリーズ。いつの日かイギリスを訪れて、活躍している姿を見てみたい気がする。
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撮影地 山口県下松市末武下

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/7/14(日)

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