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2019年2月

2019/02/10

2018年をサンライズ瀬戸で目覚めたら琴平

 2018年への年越しは、寝台特急サンライズで過ごしていました。

 各地への定期夜行列車がムーンライトも含めて廃止され、最近は遠出するきっかけが減ってしまいました。飛行機を予約するほどではなくても、夜行列車があればぷらっと四島どこへでも行けるのに・・・。悲痛な?望みを、誰か聞いてくれないでしょうか。。

 唯一の定期夜行列車になったサンライズに、これからはできる限り乗ろうと思います。

※関連記事 サンライズ瀬戸で目覚めたら琴平(今ここ) 長距離移動のグレート・リセットを 復活してほしい夜行列車の魅力 2021年は元旦は開成-栢山 ドリームにちりん年越し 2017年元旦は犬吠埼 2016年元旦は腰越

 

 

 

▼今となっては貴重になりつつある方向幕の行き先案内、しかも大型。もっと西への夜行電車が充実すればいいのに、と思いながら2018年ではや登場20周年を迎えてしまった。
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▼ビール片手に、車内から移ろう夜景を眺めて。なんて贅沢な時間だろう。B寝台の通路で折りたたみ椅子に座ってたたずむのも良かったが、あれはあれ。シングルでのんびりできるのは、自分にとって贅沢の極み。
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▼首都圏を抜けるぞと感じるのが、熱海駅。国鉄時代の約束「夜行列車は残します」「直通列車は残します」は、かろうじて守られているものの、今や境界駅は日本の鉄道の壁になりつつある。近年でも山北行き・大垣行きが消えており、今度は琴平行きがなくなるとか。
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▼いつしか眠りにつき、目覚めたら吉備路を走っていた。岡山でかなりの人を下ろし、瀬戸大橋線を走って行くと夜が明けてきた。こんな夜明けを見ながら列車に乗られるなんて、なんて素晴らしいことだろう。いい新年の夜明けを迎えた。
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▼ほどなくして瀬戸大橋を渡っていく。いまだに、寝床から瀬戸内海を見下ろせることが信じられない。「一本列島」を実感できる、サンライズ瀬戸。新幹線が走ったりしたら、もっと信じられないだろう。
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▼高松で大休止したのち、琴平まで乗り通した人は少なくなかった。東京駅からこんな地方(失礼)まで直通列車で来られるなんて。バスなら当たり前だが、列車では珍しくなった。日本の隅々まで巡らされた線路網は、直通が出来る役目をバスに譲りたいのだろうか。
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▼元旦の到着駅として、ふさわしかった琴平。西への夜行電車として、他に直流電化区間の城崎行きとか白浜行きはどうだろう。またいつの日か、松山行き・下関行きも復活することを願っている。
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▼琴平に着いたからには、まずは朝から金比羅さんに初詣でしよう。表参道はもう大賑わいだった。御本宮までの石段785段を登ると、讃岐平野が一望のもとに。琴電を見下ろせる大俯瞰ポイントで、今年の平穏を願った。これもサンライズ瀬戸のおかげ。
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撮影地 香川県仲多度郡琴平町榎井

 

 

 

 今回の夜行で残念だったのは、伝統の“おはよう放送”が聞けなかったことです。最近は継承されていないのでしょうか。せめて新年の挨拶くらいあってもよろしいかと。。長年の心遣いの蓄積であるあのパターンを、どうか忘れないでほしいです。

 ♪チャイム♪チャイム♪ 「皆様、おはようございます。本日は1月1日月曜日、新年明けましておめでとうございます。時刻は6時を回ったところでございます。現在列車は定刻に運行しており、あと30分ほどで岡山に・・・・・」

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2017/12/31(日)~2018/1/1(月)

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※『復活してほしい夜行列車』シリーズ
 (1)夜行列車 旅が味わえる魅力
 (2)夜行列車 週末に遠出できる魅力
 (3)夜行列車 早朝から動ける魅力
 (4)夜行列車 気軽に使える魅力
 (5)夜行列車 安心して寝られる魅力
 (6)夜行列車 旅の機会が増える魅力
 (7)夜行列車 利用者からみた欠点
 (8)夜行列車 鉄道会社の事情
 (9)夜行列車 これからの夢
(10)夜行列車 個人的な興味 [1] [2] [3]

(11)思い出の ムーンライトながら
(12)思い出の ムーンライトえちご
(13)思い出の ムーンライト信州
(14)思い出の 夜行急行はまなす
(15)思い出の 夜行特急まりも
(16)思い出の 夜行特急オホーツク
(17)思い出の 夜行特急利尻
(18)思い出の 寝台特急北斗星
(19)思い出の 寝台特急はくつる
(20)思い出の 寝台特急あけぼの

(21)思い出の 夜行急行能登
(22)思い出の 寝台特急北陸
(23)思い出の 寝台急行きたぐに
(24)思い出の 夜行急行ちくま
(25)思い出の 夜行急行アルプス
(26)思い出の 寝台急行銀河
(27)思い出の 寝台特急あさかぜ
(28)思い出の 寝台特急さくら
(29)思い出の 寝台特急はやぶさ
(30)思い出の 寝台特急出雲

(31)思い出の 寝台特急日本海
(32)思い出の 寝台特急トワイライトエクスプレス
(33)思い出の 寝台特急なは
(34)思い出の 寝台特急あかつき
(35)思い出の 夜行特急ドリームつばめ
(36)思い出の 夜行特急ドリームにちりん
(37)夜行列車 駅発車案内表示
(38)夜行列車 駅ホームで発車を待つ
(39)夜行列車 車内で気ままに過ごす
(40)夜行列車 去りゆくテールランプ

 

 

 

 

 

2019/02/09

ふるさと銀河線陸別駅が2003年NHK「ゆく年くる年」に登場

 2003~2004年の年越しは、北海道の池北線沿線で過ごしていました。

 ちょうど今日(2019/2/9)のNHKニュースでは、最強の寒波により陸別ではマイナス31度を記録した、と報じていました。陸別といえば思い出すのは、やはり池北線・池北高原鉄道ふるさと銀河線です。

 廃止になる3年前、2003年の暮れに冬の陸別駅を訪れてみました。

 

 

 

▼ふるさと銀河線の駅名標といえば、どんな小さな秘境駅でもこのデザイン。星形に漏れる照明と相まって、北国の3セクらしい独特のものだった。
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撮影地 北海道足寄郡陸別町陸別原野

 

 

 

▼2003年の大晦日、夕方17時頃の気温は0度近く、割合暖かい日だった。駅前のマイナス40度まである温度計も今日は真ん中辺りまで伸びる。今日(2019/2/9)のNHKニュースを見ていたら、この温度計も取り替えられたようだった。
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▼道の駅「オーロラタウン93りくべつ」の駐車エリアに、この日はNHKの撮影部隊が来ていた。中継設備を持つようで、これはただ事ではなさそう。
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▼陸別駅は道の駅でもあり、また宿泊施設オーロラハウスも入っている。しかしなんとこの日はNHK「ゆく年くる年」の撮影のため二日間立ち入り禁止とのこと、どうりで宿泊もお断りだったわけだ。
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▼駅裏に回ってみると各所が強力ライトで照らされていて、普段は真っ暗な構内が幻想的に見えていた。これはめったにないチャンス。
 現在でも構内は保存鉄道として残されていて、何よりではある。しかし、個人的には現役の鉄道じゃないと訪れる気は半減してしまうしまうのが正直なところ。。
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▼歴史ある跨線橋も照らされて、かつての幹線の名残が鮮明に。今の交通量からすると、構内踏切でいいのではと思ってしまうほどだが…。この日は、跨線橋の中も照明の準備がされていた。
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▼この夜NHK「ゆく年くる年」を見たときには感じられなかったが、念入りな準備が行われているようだった。限られた30分番組の一コマで、見栄え良く全国に映るには、多少“やらせ”と言われようとも、ある程度の段取りや準備は必要だろう。
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▼2003年ラストの最終北見行19:39発が、発車を待つ。どうせならここでNHK「ゆく年くる年」を生で見て年越ししたかったが、やむなくこの列車で北見まで行って宿泊した。ありがとう2003年、ありがとうふるさと銀河線。良いお年をお迎えください・・・。
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△カメラ Canon PowerShot A70
△紀行日 2003/12/31(水)

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