伸びゆく嬉野温泉の九州新幹線高架橋にはまだ新駅の気配なし
数年後には線路端となる予定の、嬉野温泉へ行ってきました。『次は西へ』のキャッチフレーズが目立つ武雄温泉駅から、JRバスで嬉野温泉へ。
新幹線はどこに出来るのどこだろう、と高架橋に注目してしまうこの時期は本当にわくわくします。今までもこんな時期がありました。長野新幹線、東北新幹線八戸延伸、新青森延伸、九州新幹線先行開業、九州新幹線全通、北陸新幹線金沢延伸、北海道新幹線函館開業、そして・・・。
長崎への新幹線はフリーゲージトレインが断念された一方、フル規格新幹線も障壁は高そうなので、2022年以降もしばらく武雄温泉乗り換えが続くのでしょうか。今となっては「スーパー特急」の方が、それぞれの施設を現実的に活かせる気がするのですが・・・。
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▼嬉野温泉へのJRバス車中から、新幹線高架が見えてきた。「ひかりは西へ」の工事中だった高架橋の記憶がよみがえるが、その時と同じように真新しい高架橋に期待は高まる。
▼JRバスは、昭和のバスターミナルといった感じの嬉野温泉に到着した。新幹線開業時はバス路線も再編されるだろうが、生き残れるだろうか。博多から嬉野温泉へ訪れるには、武雄温泉駅から一駅だけ新幹線になる。少し高そうだが、所要時間を考えると移行してしまうだろうか。
撮影地 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙
▼塩田川の右岸、證誠寺わきを突っ切る新幹線高架橋。九州新幹線の本数・両数であれば、騒音公害になるほどでもないだろう。
▼塩田川を渡る新幹線高架橋。並行在来線からは遠いエリアなので、「新」幹線ではなく全くの鉄道新線に思える。思えば学生時代には、長崎新幹線といえば夢のまた夢に思っていた。それを目の当たりにできるようになるとは。。
▼国道34号と新幹線高架が交わるあたり。この嬉野温泉街の東側が、嬉野温泉駅の予定地だという。高架橋に、駅らしい造りはまだ見えない。
▼防音壁の高さは、車内から眺望がきく程度を希望したい。。地元の方々にとって、夢にまでみた嬉野温泉への新幹線建設。実現の日は近づいてきている。
▼二人の子供たちの成長を願う鯉のぼり、の隣に新幹線高架橋が建った。子供心にも高架橋建設の記憶は刻まれるだろう。家の隣に新幹線高架が建つとは、どのような心境になるのだろうか。新幹線は、生活が変わる家々の協力があってはじめて走れる。
▼嬉野名物といえばもうひとつ、嬉野茶。茶畑の直下を新幹線トンネルは突き進む。ここから、新大阪からのN700系直通新幹線が見られる日は来るだろうか。
▼本日の昼食。元ほっかほっか亭、「ほっともっと」嬉野店の「高菜弁当」400円。たしか330円だった学生時代から九州に来ると愛用していて、久々にありつけたのはうれしかった。
△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2018/5/5(土)
▽Webサイト 線路端紀行
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