磐越西線[会津若松-津川-新津]をキハ47で3時間ゆったり旅
『土日きっぷ』を買って二日目、久々に会津から新潟へキハ47で抜けてみました。
東日本大震災後には、迂回貨物列車が活躍して存在感を示していた磐越西線ですが、「SLばんえつ物語」号ではない普段着の列車には、まだ国鉄時代の面影が残っていました。キハ47の側面には[会津若松-津川-新津]のサボも付いて。
後で知ったのですが、この227Dは、他の普通列車が会津若松-新津を通常2時間半のところを、3時間以上を要している列車でした。どうりで、ゆったり旅ができたわけで。。
▼会津盆地は晴れた朝だったが、喜多方から先、山都、荻野、尾登、と一駅毎に天候が悪化。野沢では雪がちらつき、散水器が、バシュッ、バシュッ、と散らしていた。もう、冬だ。
撮影地 福島県耶麻郡西会津町野沢下小屋乙
▼福島県内の沿線は、柿の木が多く見られた。最近は手入れが行き届かなくなって、小さな実がたわわに残ってしまっているのだとか。
▼野沢駅には、珍しく駅員さんがいた。一時は無人化されたが、町の補助で委託化されているという。わずかでも足しになればと、発行機の入場券と尾登までの乗車券を買い求めた。
▼延々と、阿賀野川沿いに下っていく。紅葉は、もう終わる頃。山の上の新雪との対比が、見事な場所もあった。
▼いくつかの駅で、長時間停車。ボックスシートのモケットは、国鉄時代の青のまま。人もまばらな静かな車内で発車を待っていると、汽車旅ここに残るの感が深い。磐越西線だからこそ残されているのであろう、このゆとりに感謝。
▼東下条で、「SLばんえつ物語」号と交換。首都圏では秩父・真岡・鬼怒川・高崎と蒸機を見られる線区も多くなったが、未だに乗る人・撮る人の人気を集めているのは心強い。
▼205系や211系まで引き継がれていたこの貫通ドアの、スタイルと閉まる音が好き。この磐越西線の、車掌が乗って国鉄を味わえる普通列車が、まだまだ残りますように。。
△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2017/11/19(土)
▽Webサイト 線路端紀行
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