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2015年11月

2015/11/29

廃止予定になってしまった、夜行急行はまなす青森発車待ち

 とうとう最後の急行「はまなす」が、廃止を宣告されてしまいました。

 14系八甲田・12系十和田世代として育った自分としては、まだ新しい夜行急行というイメージだったのですが、いよいよ14系客車急行も終焉を迎えてしまいます。個人的には、鉄道趣味人生の曲がり角を迎えた、といっても過言ではありません・・・。

※関連記事 復活してほしい夜行列車の魅力 急行はまなす函館発車待ち 客車で津軽海峡を渡る ありがとう、14系客車夜行急行

 

 

 

▼未だに本州で「札幌」の文字を見ると、ドキッとしてしまう。「一本列島」になった頃のフィーバーがなつかしい。夜行列車を無くしませんと宣言していた国鉄時代の約束は、どこへ行ってしまったのだろう。あっ、「はまなす」は民営化後の誕生だったか。。
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▼[←青函連絡船 出口→] の面影が残る、ホーム案内表示。青函連絡船の使命を引き継いだ急行「はまなす」は、最後まで使命もその姿も変わることはなかった。
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▼この日は9月の連休だけあって、寝台車が増結。寝台・指定は満席、自由席も立ち客があふれるほどの盛況さだった。本当に、廃止する必要あるのか。この利用者層の需要を、北海道新幹線+北斗で代替することはできるのか、甚だ疑問に思う。
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▼とうとう、最後まで14系客車が更新されることはなかった。日本の鉄道から定期旅客の機関車牽引客車列車が無くなってしまうが、今までの経験と技術は保持・継承しなくてもいいのだろうか。
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▼当たり前のように存在した、鉄道情景。夜行急行はもとよりブルートレインと称する夜行列車が全廃されてしまうことが、信じられない。このやり切れない思い、つらさを、どこへぶつければいいのだろう。日本の鉄道の未来にとって、これは進むべき道なのだろうか。
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撮影地 青森県青森市

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS kissX3
△紀行日 2015/9/20(日)

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※『復活してほしい夜行列車』シリーズ
 (1)夜行列車 旅が味わえる魅力
 (2)夜行列車 週末に遠出できる魅力
 (3)夜行列車 早朝から動ける魅力
 (4)夜行列車 気軽に使える魅力
 (5)夜行列車 安心して寝られる魅力
 (6)夜行列車 旅の機会が増える魅力
 (7)夜行列車 利用者からみた欠点
 (8)夜行列車 鉄道会社の事情
 (9)夜行列車 これからの夢
(10)夜行列車 個人的な興味 [1] [2] [3]

(11)思い出の ムーンライトながら
(12)思い出の ムーンライトえちご
(13)思い出の ムーンライト信州
(14)思い出の 夜行急行はまなす
(15)思い出の 夜行特急まりも
(16)思い出の 夜行特急オホーツク
(17)思い出の 夜行特急利尻
(18)思い出の 寝台特急北斗星
(19)思い出の 寝台特急はくつる
(20)思い出の 寝台特急あけぼの

(21)思い出の 夜行急行能登
(22)思い出の 寝台特急北陸
(23)思い出の 寝台急行きたぐに
(24)思い出の 夜行急行ちくま
(25)思い出の 夜行急行アルプス
(26)思い出の 寝台急行銀河
(27)思い出の 寝台特急あさかぜ
(28)思い出の 寝台特急さくら
(29)思い出の 寝台特急はやぶさ
(30)思い出の 寝台特急出雲

 

 

 

 

 

2015/11/23

小田急鉄道展2015車両展示はうれしい塗装車8000形

 今年の小田急海老名電車基地公開は、去年に続き天気に恵まれて暑いほどでした。

 展示車両は10周年となるVSEのほか、通勤車は8000形と1000形が加わり、塗装車ファンとしてはうれしい年になりました。

※関連記事 21世紀を走ったSE さらばロマンスカーVSE 小田原駅橋上駅舎化の頃 鉄道展2015車両展示は8000形 8000形の2020年年越し 8000形が函南でひと休み 8000形が小手指車両基地に

 

 

 

▼やはり小田急通勤車は、この顔でなくっちゃ。3000形以降は、小田急通勤車にとって、異次元の世界に突入してしまった感じがする。伝統を受け継ぐ阪急電車みたいに、2600形以来のポリシーを貫いて欲しかった。
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撮影地 神奈川県海老名市めぐみ町

 

 

 

▼このアイボリー車体色にブルーの太帯こそが、小田急線通勤車のイメージ。これまで小田急線沿線のイメージアップに、どれだけ貢献してきたことだろう。
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▼基地公開日ならではのアングル。小田急線通勤車の伝統、Rのついた先頭面、貫通路手すり、裾絞り車体は2000形まで引き継がれていた。
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▼おや、1000形の連結面の向こうには、赤い1000形がのぞいている。正面の手すりが、小田急通勤車の伝統をまだ感じさせる。
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▼本日のメイン展示、VSEはEXEよりは格段にロマンスカ-らしいけど、ちょっと先端部の処理はバランスに欠けたか。一方、このように切り取ってみると、VSEの良さも見えてくる。
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▼北端に緑が残るので、少しなごむ。いつまでも、広いソラが残ってほしい。と言いながら、相鉄線築堤の向こうには開業間近のららぽーとが見え、またビルが増えていく。
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▼終端部には古タイヤをのせるのは小田急線流なのか。。
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▼「ファミリー鉄道展」と言うだけあって、子供連れが圧倒的に多い。今回は、人を中心とした写真は撮らないで、という注意書きがわざわざ入口にあったが、何かあったのだろうか。車両だけが鉄道写真ではないと考えるファンとしては、せめて迷惑がかからないように撮っていきたい。
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△カメラ Canon EOS kissX3
△紀行日 2015/10/18(日)
△upload 2015/11/23初稿、2023/12/17更新

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2015/11/15

さらば石勝線東追分駅、穀倉地帯の石狩平野ど真ん中(2016年廃止)

 石勝線東追分駅へ、2015年に訪れてきました。

 来年には新幹線が函館まで通ずるというのに、北海道の鉄道が異常事態です。次々に予定される廃線・廃駅は、今まで問題が表面化していなかっただけとはいえ、鉄道ネットワークの削減は趣味エリアの縮小に直結するだけに、悩みは深刻です。

 個人として出来ることはいつも、今ある施設を出来る限り使うこと、記録に残すことしかありません・・・。

※関連記事 さらば千歳線美々駅 さらば函館本線蕨岱駅 さらば函館本線姫川駅 さらば根室本線幾寅駅

 

 

 

▼東追分駅は、失礼ながら今まで趣味的にまったく意識したことがない駅だった。いちおう幹線なのに、石狩平野の端とはいえ追分の隣なのに、という廃駅の意外性が訪問を駆り立てた。
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撮影地 北海道勇払郡安平町追分美園

 

 

 

▼この列車での下車客は、自分の他に同業者二名。これだけ新聞報道されていれば、当然だろう。駅両端のスノーシェルターが、石勝線らしい。
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▼追分から一駅でこの光景とは、すばらしい。なぜ今までこの駅の存在に、気付かなかったのだろう。
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▼ちょうどトウモロコシの刈り入れ前のようだった。近くの踏切まで行ってみても、至近の民家は一軒のみ。これじゃあ、維持費もペイ出来なかろう。
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▼のんびりしていると、特急列車がにぎやかに走り去っていく。この跨線橋にも、来られなくなる。
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▼石狩平野に日が沈む。乗客が少ない現実は、どうしようもない。ネットワークを残すためなら、廃駅は受け入れるしかないのか…。お疲れさま、さらば石勝線東追分駅。
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△カメラ Canon EOS kissX3
△紀行日 2015/9/22(火)

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