さらば経堂ジョイフル

　この3月になるまで、閉店を全然知らなかったのです。

　小田急線経堂駅のランドマークタワーだった、「経堂ジョイフル」と「経堂アパート」が、なんと取り壊しになるとのことです。かつてさんざん寄らせてもらったこともあり、あの時代の思い出が消えてしまうようでちょっとショックです。

　「Odakyu OX」はしばらく残るみたいですが、経堂ジョイフルは2008年3月いっぱいで閉店になるというので、最後にお別れしてきました(^^)/~~~

※関連記事　続・さらば経堂ジョイフル　小田急経堂検車区跡地　ようこそ経堂コルティ

▼経堂の高架複々線化工事も最終段階。駅前広場の整備がやっと終わり、見違えるような駅になろうという時に悲報が…。

撮影地　東京都世田谷区経堂２丁目

▼入口に大きな看板。2月からセールをやっていたとは。
 

▼昭和世代はつい読み換えしてしまうが…、開店は昭和46年だったという。かなりベテランだったのだ。
 

▼入ってすぐのらせん階段。1990年代に改装する前は、この階段を登ると本屋があった。
 

▼中ほどのエスカレーターは、改装前は上りだけだったような記憶がある。昭和40年代のビルによくあったパターン。
 

▼経堂ジョイフルを通り抜けると裏口へ。以前は絶え間なく「経堂1号」踏切の音が聞こえていた。踏切前の中華店「光竜」は健在。
 

▼見上げてみると、昭和40年代はとても高く見えたことだろう。手前の棟は小田急経堂車掌区の事務所だった。
 

▼「マンション」という単語が生まれる前だったのか。懐かしいような小田急ロゴの色は、ロマンスカーNSE3100形を彩った「バーミリオンオレンジ」にも見える。
 

▼高架下が、ジョイフルの駐車場になっていた。おや、ここの砂利敷は・・・経堂工場留置線の名残かも。あの出窓からは、ホームと留置線が見下ろせた。
 

▼地下のレストラン街に戻って。ラーメン「トントン」だけは、何回か入ったことがある。
 

▼経堂駅が地下改札だった80年代末期、地下通路から直接経堂ジョイフルの地下に入れるように改修された。それ以前は、地下通路を上がって、いったん車庫線の踏切を渡って、ジョイフルに入っていた。最期は開かずのシャッターとなっていたとは。
 

▼小田急線利用者には便利な昭和の駅ビルだった。ありがとう、経堂ジョイフル。さらば、経堂ジョイフル。
 

△カメラ　Canon PowerShot S3
△紀行日　2008/3/23(日)

　

▽Webサイト　線路端紀行

《2019/12/31追記》　経堂1号踏切そばの中華店「光竜」は、2013/03/23に閉店したらしい。