電化後の長崎本線複線区間に開業した西諫早駅も非電化エリアに
新幹線開業翌日に、長崎本線西諫早駅を訪れました。
西九州新幹線開業から1年、そして西諌早が非電化化されて1年がたちました。今まで並行在来線は、新幹線開業による廃止はありましたが、廃止以外で架線が撤去されるのは初めてでしょう、しかも一部は複線もの…。
地元利用者にとっては、電車のような新型車YC1系が来るので、日常生活は大きくは変わらないのかもしれません。しかし、鉄道ファンとしては電化/非電化は趣味的に大きな分かれ目です。名残の電化設備を見つめてきました。
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▼長崎本線が電化されて9年後、国鉄時代末期1985年の開業という西諫早。この駅名標枠の広さは何だろう。
▼長崎行の気動車YC1系がやってきた。もう西諫早に普通電車は来ない、電車特急かもめも通過しない・・・。
▼1976年(昭和51年)の長崎本線電化から46年、この電化設備を放棄する決断がされた。たしかに、気動車の方が効率的で在来線ネットワーク上も不要といわれれば、それまでなのだが。かくして、拡大してきた電化区間の後退が始まる。
▼夏草がホームを覆う。使わないエリアはもう誰も気にしないらしい。
▼請願駅だけあって、駅周辺は住宅街が広がり長崎道のインターにも近く、長崎近郊らしい環境にある。しかし、2022年春に西諫早は無人駅化されたらしい。ネット購入の宣伝が理由を物語る。
▼西諫早駅にとっては初めての、非電化区間の時代が始まった。もうこの架線を使う電車は来ない。今までお疲れさま、さらば長崎本線の電化設備。
撮影地 長崎県諫早市小船越町
△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2022/9/24(土)
▽Webサイト 線路端紀行
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