18_四国

2024/10/05

特急しおかぜ・特急宇和海が縦列停車していた地上時代の松山駅

 高架化工事が始まっていた、地上時代の松山駅を訪れました。(2019年訪問)

 いよいよ先日2024年9月に松山駅高架化され、特急列車の縦列停車は解消し対面乗り換えになったようです。

 ただ、駅のすぐ横に車両基地と貨物取扱があった主要駅が、また消え去っていきました。

※関連記事 車両基地併設で終着駅らしかった長崎駅地平ホーム

 

 

 

▼松山駅1番ホーム。縦列停車する特急がなかなか珍しかった。
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▼お互い背を向けて、特急しおかぜに続いて、特急宇和海も出発する。
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▼列車旅で主要駅に着くと、様々な車両が見られるのが楽しみだった。
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▼沿線のマンションは構内照明灯の背丈を追い越していくのか。
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▼主要駅の近くで、線路が並ぶ基地が見られるのも楽しかった。
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▼旅客ホームと並ぶ貨物ホームは、自然に見える。
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▼同じレールで運ばれるもの、旅客ホームの近くにあって何ら不思議はなかった。
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▼車庫で休むアンパンマンも、もう近くで見られなくなる。お疲れさま、さらば松山地上駅。
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撮影地 愛媛県松山市

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/5/4(土)

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2023/05/06

予讃線下灘駅の夕方は夕陽見に大勢集まる名所に

 今や夕陽の名所、予讃線下灘駅を訪れました。(2019年訪問)

 以前からくすぶっていた四国のローカル線問題は、今年の事業計画で「適切な公共交通ネットワークのあり方」を検討とされ、ズバリ廃止の可能性もある検討が始まるようです。そうなると、輸送密度が低い予土線、牟岐線、予讃線(旧線)あたりは、これから目が離せません。

 下灘で下車したのは2回目でした。前回はほぼ一人だったのが、今回はどこからこんなにと思うほどにぎわっていて、その名所ぶりに驚きました。ここが生きた駅のまま、ずっと夕陽が見られることを願うばかりです。

※関連記事 予讃線伊予上灘駅で「伊予灘ものがたり」と交換待ち

 

 

 

▼予讃線旧線からは、穏やかな瀬戸内海が存分に見られる。
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▼下灘駅で下車。線路下に国道は走るが、海のすぐ上に線路があるように見えるのがいい。
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▼元島式ホームに今もかかる上屋が、なんとも言えない雰囲気。
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▼ホーロー駅名標、また木造駅舎が残っていてホッとする。
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▼たまにしか列車は来ない。下灘に降りる人もいれば、乗り通す人もいる。
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▼瀬戸内海沿いの線路には、なんとか残ってほしい。
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▼連休中の日、この小駅に200人~300人もが集まっていた。
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▼日没後も、多くの人が夕闇を見つめていた。すばらしい時間をありがとう、予讃線下灘駅。
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撮影地 愛媛県伊予市双海町大久保

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/5/4(土)

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2021/03/06

DMV化する甲浦にはもう従来型気動車は来ない

 この夏にも阿佐海岸鉄道では「DMV」が動き始めるようです。

 2007年に訪れた時には想像できませんでしたが、従来型ディーゼルカーは2020年11月迄で運行終了となってしまいました。

 どうやら牟岐線とは阿波海南駅で線路が切り離されたようですが、鉄道網にとってこれは縮小なのでしょうか…。いやいや、進化だと考えたいものです。

 

 

 

▼1992年開業の、まだ歴史は浅い高架線が新緑に映える。
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撮影地 高知県安芸郡東洋町河内

 

 

 

▼海部から甲浦までは線形も良く、ローカル輸送に徹しているのは本当にもったいない気がした。
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▼高架駅のローカル線終着駅といえば、反対側の奈半利駅も同じ形態で行き止まっているのは偶然か。
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▼2007年当時、甲浦から発車する列車は17本あり、厳しい環境下らしからぬ充実ぶりに驚いた。
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▼甲浦駅の終端。いまだに、室戸岬回り高知行列車の夢が脳裏をかけめぐる。
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▼街づくりも想定あるような駅前。しかしもう延伸はあきらめたかのような駅舎の位置に、がっかり。。
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東洋町が高知県とは何となくピンとこない。どうせなら一度は、今はなき甲浦寄港の「高知シーライン」で訪れてみたかった。
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DMV(デュアル・モード・ビークル)になっても、長らく鉄路が続くことを祈っている。
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△カメラ Canon PowerShot S3 IS
△紀行日 2007/5/3(木)

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2020/07/24

予讃線伊予上灘駅で「伊予灘ものがたり」と交換待ち

 瀬戸内海の夕景で有名な下灘駅のお隣り、予讃線伊予上灘駅へ訪れてきました。

 今月7月の大雨で内子線が不通になっていましたが、海回りの予讃線は今回は無事だったようです。

 風光明媚な区間は地形が厳しいからでもあり、保守点検などの線路維持は容易ではないでしょう。

※関連記事 予讃線下灘駅の夕方は夕陽見に大勢集まる名所に

 

 

 

▼松山16:50発の八幡浜行で、予讃線伊予上灘駅に着いた。山沿いにカーブした交換駅だった。
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▼対向から「伊予灘ものがたり」号も着いた。普通列車からでも夕景を楽しめるが、専用列車だとさらに楽しめそう。
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▼ホーム中ほどの中継信号機柱。海沿いなので錆びるのも早いだろうが、材質の違いが明らか。
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▼駅舎はほぼ有人駅時代のままで、趣があった。伊予上灘駅の無人化は意外と遅く、1991年だったそう。
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▼外に出ると駅前の商店がちょうど店じまいするところで、店の方が海がすぐ近いよと教えてくれた。
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▼なるほど、確かに下灘駅より海へは近い。パラグライダーはどこから飛び立ったのだろう。
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▼八幡浜行は、キハ32とキハ54の2両だった。ワンマン・トイレ無し・ロングシートだが、空いていたのでそうは気にならない。
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▼ここが本線のままだったら一線スルー化も行われたろうが、昔ながらの本線の線形で宇和島方面へ向かう。
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撮影地 愛媛県伊予市双海町高岸

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2019/5/4(土)

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2019/02/10

2018年をサンライズ瀬戸で目覚めたら琴平

 2018年への年越しは、寝台特急サンライズで過ごしていました。

 各地への定期夜行列車がムーンライトも含めて廃止され、最近は遠出するきっかけが減ってしまいました。飛行機を予約するほどではなくても、夜行列車があればぷらっと四島どこへでも行けるのに・・・。悲痛な?望みを、誰か聞いてくれないでしょうか。。

 唯一の定期夜行列車になったサンライズに、これからはできる限り乗ろうと思います。

※関連記事 サンライズ瀬戸で目覚めたら琴平(今ここ) 長距離移動のグレート・リセットを 復活してほしい夜行列車の魅力 2021年は元旦は開成-栢山 ドリームにちりん年越し 2017年元旦は犬吠埼 2016年元旦は腰越

 

 

 

▼今となっては貴重になりつつある方向幕の行き先案内、しかも大型。もっと西への夜行電車が充実すればいいのに、と思いながら2018年ではや登場20周年を迎えてしまった。
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▼ビール片手に、車内から移ろう夜景を眺めて。なんて贅沢な時間だろう。B寝台の通路で折りたたみ椅子に座ってたたずむのも良かったが、あれはあれ。シングルでのんびりできるのは、自分にとって贅沢の極み。
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▼首都圏を抜けるぞと感じるのが、熱海駅。国鉄時代の約束「夜行列車は残します」「直通列車は残します」は、かろうじて守られているものの、今や境界駅は日本の鉄道の壁になりつつある。近年でも山北行き・大垣行きが消えており、今度は琴平行きがなくなるとか。
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▼いつしか眠りにつき、目覚めたら吉備路を走っていた。岡山でかなりの人を下ろし、瀬戸大橋線を走って行くと夜が明けてきた。こんな夜明けを見ながら列車に乗られるなんて、なんて素晴らしいことだろう。いい新年の夜明けを迎えた。
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▼ほどなくして瀬戸大橋を渡っていく。いまだに、寝床から瀬戸内海を見下ろせることが信じられない。「一本列島」を実感できる、サンライズ瀬戸。新幹線が走ったりしたら、もっと信じられないだろう。
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▼高松で大休止したのち、琴平まで乗り通した人は少なくなかった。東京駅からこんな地方(失礼)まで直通列車で来られるなんて。バスなら当たり前だが、列車では珍しくなった。日本の隅々まで巡らされた線路網は、直通が出来る役目をバスに譲りたいのだろうか。
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▼元旦の到着駅として、ふさわしかった琴平。西への夜行電車として、他に直流電化区間の城崎行きとか白浜行きはどうだろう。またいつの日か、松山行き・下関行きも復活することを願っている。
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▼琴平に着いたからには、まずは朝から金比羅さんに初詣でしよう。表参道はもう大賑わいだった。御本宮までの石段785段を登ると、讃岐平野が一望のもとに。琴電を見下ろせる大俯瞰ポイントで、今年の平穏を願った。これもサンライズ瀬戸のおかげ。
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撮影地 香川県仲多度郡琴平町榎井

 

 

 

 今回の夜行で残念だったのは、伝統の“おはよう放送”が聞けなかったことです。最近は継承されていないのでしょうか。せめて新年の挨拶くらいあってもよろしいかと。。長年の心遣いの蓄積であるあのパターンを、どうか忘れないでほしいです。

 ♪チャイム♪チャイム♪ 「皆様、おはようございます。本日は1月1日月曜日、新年明けましておめでとうございます。時刻は6時を回ったところでございます。現在列車は定刻に運行しており、あと30分ほどで岡山に・・・・・」

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2017/12/31(日)~2018/1/1(月)

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※『復活してほしい夜行列車』シリーズ
 (1)夜行列車 旅が味わえる魅力
 (2)夜行列車 週末に遠出できる魅力
 (3)夜行列車 早朝から動ける魅力
 (4)夜行列車 気軽に使える魅力
 (5)夜行列車 安心して寝られる魅力
 (6)夜行列車 旅の機会が増える魅力
 (7)夜行列車 利用者からみた欠点
 (8)夜行列車 鉄道会社の事情
 (9)夜行列車 これからの夢
(10)夜行列車 個人的な興味 [1] [2] [3]

(11)思い出の ムーンライトながら
(12)思い出の ムーンライトえちご
(13)思い出の ムーンライト信州
(14)思い出の 夜行急行はまなす
(15)思い出の 夜行特急まりも
(16)思い出の 夜行特急オホーツク
(17)思い出の 夜行特急利尻
(18)思い出の 寝台特急北斗星
(19)思い出の 寝台特急はくつる
(20)思い出の 寝台特急あけぼの

(21)思い出の 夜行急行能登
(22)思い出の 寝台特急北陸
(23)思い出の 寝台急行きたぐに
(24)思い出の 夜行急行ちくま
(25)思い出の 夜行急行アルプス
(26)思い出の 寝台急行銀河
(27)思い出の 寝台特急あさかぜ
(28)思い出の 寝台特急さくら
(29)思い出の 寝台特急はやぶさ
(30)思い出の 寝台特急出雲

(31)思い出の 寝台特急日本海
(32)思い出の 寝台特急トワイライトエクスプレス
(33)思い出の 寝台特急なは
(34)思い出の 寝台特急あかつき
(35)思い出の 夜行特急ドリームつばめ
(36)思い出の 夜行特急ドリームにちりん
(37)夜行列車 駅発車案内表示
(38)夜行列車 駅ホームで発車を待つ
(39)夜行列車 車内で気ままに過ごす
(40)夜行列車 去りゆくテールランプ

 

 

 

 

 

2011/11/05

名門大洋フェリー「フェリーふくおか2」から2008年もよろしくお願いします

 去年は思いがけずフェリーにはまってしまったのですが、あらためて船旅はいいものですね。

 その良さを考えてみると、当然陸とは違う景色が見られるからですが、やはりゆっくり進むこと = 旅で一番楽しい目的地に着くまでの時間が長いこと、があるからでしょうか。陸路では夜行列車がなくなりつつあるので、余計にその良さが目立ってきています。

 今年もゆっくりと、船旅を続けていきたいと思います。

※詳細記事 航路紀行「名門大洋フェリー」

 

 

 

表紙写真 「明けゆく日章旗」 2008/01 瀬戸内海
 瀬戸内海の3橋をくぐって、新門司へ向かう「フェリーふくおか2」にて。まだ寒いのでデッキには人もまばら。日章旗だけが、バタバタと風にあおられていた。
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△カメラ Canon PowerShot S3
△紀行日 2008/1/4(金)
△upload 2008/01/14

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