最初で最後の津軽海峡線青函トンネル「竜飛海底駅」に途中下車(2014年廃止)
青函トンネル内の竜飛海底駅に下車してきました。(2006年訪問)
北海道新幹線の開通後は、トンネル内に降りることはもちろん、津軽海峡線列車でトンネルを通ることすら、不可能になってしまいました。そして先日、津軽線蟹田~三厩間の廃止が合意され、これでトンネル建設時に両岸で対峙していた末端の鉄道も消えてしまいます。
さまざまな代償を払いながら、それでも新幹線らしい走りができない青函トンネルの今後が、気になって仕方ありません・・・。
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▼青函トンネルが「ゾーン539」という観光施設だった頃。新幹線工事で公開が中止される前、一度だけ降りたことがある。
▼前から気になっていたが、降りてみるとホームというよりは、やはり非常時用の待避所の造り。
▼それでもしっかり駅名標があった。これがあるだけで駅らしくなる。
▼枝トンネルが迷路のようにあり、構内もそれなりの広さがあって驚く。ただこの湿度の高さでは、滞在しにくいだろう。
▼案内図には、トンネル開通前に廃止された松前線と、今回廃止が決まった津軽線が描かれている。今後はトンネルだけに…。
▼帰りの発車時刻が近づき、ホームへ出る。当初一般解放する予定はなかったと思われ、貴重な体験になった。
▼非常時用なのか停止位置標識が掲げられていた。それにしても53.9キロ連なるこの構造物の、維持管理の困難さは想像できない。
▼竜飛海底駅ホーム。列車内からトンネル内ひときわ明るい個所があったのを思い出す。ありがとう、さらば津軽海峡線竜飛海底駅。
撮影地 青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜
△カメラ Canon PowerShot S3 IS
△紀行日 2006/8/16(水)
▽Webサイト 線路端紀行
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