12_東北

2024/12/01

弘南鉄道大鰐線中央弘前駅は市街地に入り込んでいるものの(2027年度休止見込)

 弘南鉄道大鰐線の、中央弘前駅を訪れました。(2013年訪問)

 以前から厳しい状況は伝わっていましたが、とうとう大鰐線も2027年度末での休止が報じられました(2024/11/27報道)。ちょうど久留里線部分廃止のリリースと同じ日でした。

 20万人を超えなかった弘前市の都市圏で、また大鰐町も今や9000人を割るそうで、この地域で鉄道はかなりがんばってきた方でしょうか。

※関連記事 津軽二股は復活なるか 開業した奥津軽いまべつ 竜飛海底に途中下車 連絡船の名残消えゆく青森 中央弘前は市街地に(今ここ)

 

 

 

▼弘前駅から歩いて20分近くの中央弘前駅、以前は中心地近くに乗り入れるのがメリットだったのだろう。
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撮影地 青森県弘前市吉野町

 

 

 

▼昭和の時代を残すターミナル駅。このような写真的には良い雰囲気が残り続けると、危なくなるローカル線は多かった。
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▼弘南バスでは2023年に交通系ICカード「megoika」がスタートしたが、弘南鉄道はこのままなのか・・・。
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▼夏休みの日曜午後とあって、降りてきた利用者は10人足らず。
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▼津軽地方の夏も暑い。反対側ドアも開けて換気しても、非冷房車両のままでは今後耐えきれなさそう。
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▼ステンレス車両の元東急7000系を使い続けるメリット、塗装しなくても清潔そうな外観は保たれている。
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▼がんばってはいるが、夕方もこの本数だと利用者には少し厳しそう。
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▼鉄道を中心に街づくりを考えたとしても、地方の鉄道維持は難しいだろうか。最後まで、いや引き続き活躍を続けてほしい。
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△カメラ Canon EOS 6D
△レンズ EF24-105mm f/4L IS USM
△紀行日 2013/8/12(月)

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2024/05/26

最初で最後の津軽海峡線青函トンネル「竜飛海底駅」に途中下車(2014年廃止)

 青函トンネル内の竜飛海底駅に下車してきました。(2006年訪問)

 北海道新幹線の開通後は、トンネル内に降りることはもちろん、津軽海峡線列車でトンネルを通ることすら、不可能になってしまいました。そして先日、津軽線蟹田~三厩間の廃止が合意され、これでトンネル建設時に両岸で対峙していた末端の鉄道も消えてしまいます。

 さまざまな代償を払いながら、それでも新幹線らしい走りができない青函トンネルの今後が、気になって仕方ありません・・・。

※関連記事 津軽二股は復活なるか 開業した奥津軽いまべつ 竜飛海底に途中下車(今ここ) 連絡船の名残消えゆく青森 中央弘前は市街地に 渡島大野は新函館北斗へ 木古内に新幹線が

 

 

 

▼青函トンネルが「ゾーン539」という観光施設だった頃。新幹線工事で公開が中止される前、一度だけ降りたことがある。
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▼前から気になっていたが、降りてみるとホームというよりは、やはり非常時用の待避所の造り。
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▼それでもしっかり駅名標があった。これがあるだけで駅らしくなる。
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▼枝トンネルが迷路のようにあり、構内もそれなりの広さがあって驚く。ただこの湿度の高さでは、滞在しにくいだろう。
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▼案内図には、トンネル開通前に廃止された松前線と、今回廃止が決まった津軽線が描かれている。今後はトンネルだけに…。
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▼帰りの発車時刻が近づき、ホームへ出る。当初一般解放する予定はなかったと思われ、貴重な体験になった。
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▼非常時用なのか停止位置標識が掲げられていた。それにしても53.9キロ連なるこの構造物の、維持管理の困難さは想像できない。
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▼竜飛海底駅ホーム。列車内からトンネル内ひときわ明るい個所があったのを思い出す。ありがとう、さらば津軽海峡線竜飛海底駅。
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撮影地 青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜

 

 

 

 

 

△カメラ Canon PowerShot S3 IS
△紀行日 2006/8/16(水)

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2023/06/03

奥津軽いまべつ駅前の津軽線津軽二股駅は復活なるか

 新幹線奥津軽いまべつ駅の開業日、津軽線津軽二股駅にも訪れました。

 新幹線開業でも奇跡的に残った津軽線は、2022年の大雨で不通になり、とうとう一部が最後通告されたようです。(2023/5/13報道

 さすがに1日5本では・・・とは思いますが、ファンとして超ローカル線への思いは、やはり消えることがありません。

※関連記事 津軽二股は復活なるか(今ここ) 開業した奥津軽いまべつ 竜飛海底に途中下車 連絡船の名残消えゆく青森駅 中央弘前は市街地に 渡島大野は新函館北斗へ 木古内に新幹線が

 

 

 

▼在来線同士の頃から話題だった、隣り合う異なる駅名。屋根付き通路に、津軽今別駅を思い出す。
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▼さすがに新幹線開業には備えたのか、駅名標が鮮やか。ただ津軽線が無ければ、新幹線通路も安く済んだかもしれない・・・。
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▼並行在来線から外れた超ローカル線。ここもご多分にもれず、災害による不通を理由に廃線を迎えそうな気配。
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▼三厩側には、新幹線と津軽海峡線が北海道へと延びている。同じ鉄道でもあまりに違う、線路規格。
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▼青森へは970円だが、5月27日から始まったSuicaエリアは、はるかに遠い。
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▼新幹線駅の手前に、在来貨物線と在来旅客線。貨物列車が停車しているのが、なんとも新鮮だった。
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▼奥津軽いまべつ駅開業日も残っていた「津軽今別駅」。3つの駅名が交錯した日。
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▼新幹線保守基地の隣で、カーブを描いて分かれる津軽線。もう列車が来ないとすると・・・残念な結末を迎える。
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撮影地 青森県東津軽郡今別町大川平清川

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS 8000D
△レンズ EF-S18-135mm f/3.5-5.6 IS STM
△紀行日 2016/3/26(土)

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2022/09/10

気になる秋田港駅で留置されている24系寝台車両の行方

 海外輸出とりやめで秋田港貨物駅に置かれる24系を見てきました。

 アフリカとも言われた海外で活躍出来なくなった?のは残念ですが、日本の線路上に再び戻ったのは奇跡的でした。

 車籍もない車両とはいえ、元寝台特急「あけぼの」車両の姿が残る以上は、最後まで気になってしまいます。

※関連記事 新日本海フェリーから見えた秋田港臨時駅とコンテナ 思い出の寝台特急あけぼの

 

 

 

▼以前からその存在が気になっていた、秋田港貨物駅。24系が入線したことに心を動かされ、やっと訪れてみた。
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撮影地 秋田県秋田市土崎港西

 

 

 

▼実際現地に立つと目を疑った、見事な寝台列車編成にも見える24系留置車両群。
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▼秋田港へは新日本海フェリー「ゆうかり」で訪れた。秋田下船すると、目の前に秋田港貨物駅が広がる。
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▼ブルートレインがいる風景を久しぶりに見た気がする。秋田港臨時駅に立派なホームが出来ていたのもうれしい。
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秋田港フェリーターミナルからは徒歩で行ける秋田港臨時駅。クルーズ船客誘致の意気込みが感じられた。
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▼せっかく恒久的なホーム・駅舎が整ったのだから、盛んになってほしい秋田港臨時駅のクルーズ船連絡列車。
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▼輸出に向けた甲種輸送からはや7年。残念ながらもう復活はありえない気がする…。夢をありがとう、さらば秋田港の24系客車。
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《2022/11/13追記》 24系の保存を目指した会社のTwitterによると「誰も、たった1両すらも取得できなかった(しなかった)」とのこと。残念ながら24系は解体されそうです。それでも今まで夢をありがとう、さらば24系客車。

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2022/8/14(日)

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2021/10/30

何も変わることはなかった2021年奥羽本線庭坂の夏

 またもや自粛のシーズンに終わった、2021年の夏。あれから1年、また同じような記事を書くことになるとは思いませんでした。

 この1年半、全世界で撮られた写真はかなり減ったのではと想像するのですが、そんな時だからこそ記録はとろうと思いました。

 対策を続けながらも、はやく日常を取りもどそう。

※関連記事 何も変わることはなかった2020年東北本線白岡の夏 お盆は新宿駅新南口Suicaのペンギン広場

 

 

 

▼標準軌の線路は、何も変わることはない。
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▼沿線で実ってきた稲は、何も変わることはない。
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▼沿線の火の見やぐらは、何も変わることはない。
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▼沿線でシーズンを迎える梨は、何も変わることはない。
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▼線路端のススキは、何も変わることはない。
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▼沿線の鳥居は、何も変わることはない。
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▼山側の防風林は、何も変わることはない。
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▼この夏変わっていたのは、当然ながらヒトの暮らし方だけだった。。
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撮影地 福島県福島市町庭坂

 

 

 

 

 

△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2021/8/29(日)

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2021/05/01

有人駅で開業した北海道新幹線奥津軽いまべつ駅

 本州最北の地に出来た新幹線駅、奥津軽いまべつ駅も開業5周年です。

 元々青函トンネルの避難所としての意味があるとはいえ、ここに新幹線駅が出来たらすごいなとは思っていましたが、まさか有人駅で実現するとは思いませんでした。。

 一方で津軽線は並行在来線として廃止にならずに最小限の接続?をとるという、不思議な感じの駅です。

※関連記事 津軽二股は復活なるか 開業した奥津軽いまべつ(今ここ) 竜飛海底に途中下車 連絡船の名残消えゆく青森 中央弘前は市街地に 渡島大野は新函館北斗へ 木古内に新幹線が

 

 

 

▼本州に、北海道がやって来た。山陽新幹線が、新下関から九州の駅になるようなもので、新鮮な感じ。
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撮影地 青森県東津軽郡今別町大川平

 

 

 

▼木古内駅の反対側から、津軽海峡を望む。貨物列車が新幹線駅の両側を走るということでも異例の駅になった。
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▼駅施設は最小限だが、それでもよく有人駅で開業したと思う。道の駅に業務委託してもいいくらいの規模かも・・・。
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▼変則的な2面3線の構内配線と、道内風架線ビーム。在来線駅が新幹線駅に生まれ変わったとは、いまだに信じられない。
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▼津軽海峡線の改良だったためか、整備新幹線には珍しく駅構内はバラスト軌道になっていて、飛散防止網がかかる。
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▼奥津軽いまべつ駅前には、人気のない津軽線津軽二股駅がある。新幹線の隣接駅になっても、改称される気配はない。。
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▼駅前「道の駅いまべつ半島プラザアスクル」にて。道内ご当地産品も線路と共に本州へ。そのうちサッポロクラッシックもぜひ。。
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▼本州にある北海道の駅から渡道した。青函トンネルを新幹線でくぐる、長年の夢がかなった記念すべき日。
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△カメラ Canon EOS 8000D
△レンズ EF-S18-135mm f/3.5-5.6 IS STM
△紀行日 2016/3/26(土)

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2021/02/20

青函連絡船の名残や荷物用エレベーターが消えゆく青森駅

 いよいよ3月27日から、青森駅の駅舎が一新されるようです(2月15日発表)。

 青函のうち函館駅は一変して久しく、国鉄時代が残るのは青森側のみでした。古き良き時代からの駅が、また変わってゆきます。

 本当にお世話になりました。ありがとう連絡船時代からの青森駅、さらば国鉄青森駅舎。

※関連記事 急行はまなす青森発車待ち ありがとう14系客車夜行急行

 

 

 

▼この出発反応灯を見るたびに、青森駅は会社を問わず鉄道網の基幹駅であることを実感する。
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撮影地 青森県青森市

 

 

 

▼歴史ある青森駅と好対照になった青森ベイブリッジ。とはいえ1992年完成というから、もう30年近くも経つ。
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▼昭和50年代らしさを感じさせた案内板。空白のまま存置された反対側が、連絡船への郷愁を誘っていた。
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▼長大編成の特急電車や夜行列車が発着した時代も去った。いつかこのホーム長を維持しないときが来よう。
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▼連絡船八甲田丸の運航終了後も撤去されずに残っていた連絡階段。復活させる案もあったのか。
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▼機回し入替線は今後も残り続けるだろうか。青森駅先端の好きな一コマ。
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▼荷物用エレベーターは国鉄駅情景のひとつだった。当たり前だったものも、今となっては懐かしい。
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▼何度この駅で乗り継いだことだろう。ありがとう連絡船時代からの青森駅、さらば国鉄青森駅舎。
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△カメラ Canon EOS 6D
△レンズ EF24-105mm f/4L IS USM
△紀行日 2016/2/13(土)

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2020/03/21

大船渡線盛駅はBRTバスが線路跡に乗入れ

 とうとう大船渡線BRT区間が、来月から鉄道事業としては廃止されます。

 今後もバスの運行には変更ないようですが、地図からは鉄道の記号が消えるのでしょう。一方で昨日三陸鉄道は再び全通したというのに、本当に寂しい限りです・・・。

 震災後初めて2014年に三陸を北上したのですが、気仙沼駅と盛駅に鉄道&バスが出入りする駅構内は何とも興味深いものでした。むしろ今迄なんで鉄道とバスの連絡はこうならなかったのだろうと。

 今後は名実ともに鉄道ではなくなりますが、各地で見られたバス化による衰退の道をたどらないよう祈るばかりです。

※関連記事 添田駅はBRT乗り換え駅に 新潟交通廃線跡を歩く 盛岡発宮古行き最終列車 全通を待つ 磯鶏~宮古

 

 

 

▼気仙沼から大船渡線BRTで盛へ到着。息をのむ光景があり、変化に富んだBRT区間だった。
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▼盛駅も変わっていた。対向式ホームの線路は埋められ、終端にはバス折り返し場が設けられた。
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▼線路がない跨線橋を見てしまうと、跨線橋というのは線路あってこその施設だと改めて感じる。
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▼まだ籍は鉄道だから、鉄道と同様な乗り場案内。意欲的な設備投資は、バス路線になっても続いてほしい。
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▼かつて列車が発着した2番線に、BRTバスが発着。三陸鉄道は線路のまま。当然跨線橋を渡る人はいない。
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▼大船渡線BRTバスが盛駅を発車。隣の三陸鉄道からつながっていた線路と信号は失われた。機能的には便数も増えているしこの地区にはバスの方が適しているかもしれないのに、個人的には興味の度合いが全く違ってくるのが不思議だ。「なぜ鉄道に興味をもつのか、そこに線路があるから」を改めて感じさせるシーン。
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▼盛駅の窓口は残っていた。大船渡線が普通のバス路線になったあと、三陸鉄道の駅舎になってほしいと思う。
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撮影地 岩手県大船渡市盛町内ノ目

 

 

 

▼三陸の線路は残念ながら永遠に途切れてしまう。かつて三陸を縦断した「リアス・シーライナー」号に乗れなかったのが悔やまれる。。
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△カメラ Canon EOS Kiss X3
△レンズ EF-S15-85mm f/3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2014/8/14(水)

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2019/12/01

常磐線竜田駅が常磐南線北限だったころ

 いよいよ来春全通する常磐線。

 2016年の夏に、当時は竜田駅止まりだった‘常磐南線’に乗ってきました。

 

 

 

▼竜田駅で折り返し発車を待つ電車。いわき以北を走る5両のE531系は何となく違和感があるが、わざわざ仙台からE721系などを移動させるほどでもないのだろう。
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撮影地 福島県双葉郡楢葉町井出木屋

 

 

 

▼まだ健在だった、縦型駅名行灯。かつて地方でよく見かけた気がするが、最近は少なくなった。夜行列車から暗い車窓の中でも通過する駅名がわかるので、好きだった。国鉄規格だろうけど、いつの時代からあったのだろう。
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▼一時の利便のため、跨線橋を休止させて本線に仮歩道橋が設置されていた。
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▼しかしこの先はまだ不通。
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▼駅舎は昔ながらのもの。5年も人が途絶えていたことになる。
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▼常設に近い水準のバス停。代行バスに乗り継ぐ前に、あたりを少し歩いてみた。
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▼竜田駅北側の踏切。普段と何も変わらないように見えるが、5年も稼働していないことになる。
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撮影地 37°17'07.6"N 141°00'06.2"E

 

 

 

▼日本の動脈が途絶えている。特急が走った常磐線とは思えない。地元にとっても常磐線にとっても、長くしかしあっという間の5年間だった。2020年春の全線復旧と特急復活を、心待ちにしたい。
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△カメラ Canon EOS 8000D
△レンズ EF-S18-135mm f/3.5-5.6 IS STM
△紀行日 2016/8/13(土)

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2019/11/04

三陸鉄道へ移管予定の山田線磯鶏~宮古が全通を待つ

 山田線の復旧を翌年に控えた2018年7月、磯鶏から宮古へと歩いてきました。

 めでたく2019年3月に三陸鉄道として全通したと思ったら、先月の台風19号で再び不通になってしまいました。自然が相手とはいえ何ともやるせない・・・。今年の夏は行けなかったけど、再び開通したらすぐ乗りに行こうと思います。

※関連記事 盛岡発宮古行き最終列車 大船渡線盛駅にBRTバス 駅ナカ女川温泉ゆぽっぽ

 

 

 

▼6月12日に修繕が完了した磯鶏駅舎。あれから7年、今や辺りの民家にも跡形はないように見え、1メートル以上も浸水したとは思えない。

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撮影地 岩手県宮古市磯鶏西

 

 

 

▼7月18日にレールがつながり、いよいよ9月11日にディーゼル機関車が入線するらしい。一時はもう復帰はムリかとあきらめかけていたが、こうして保守車両を見かけるだけでも嬉しい。
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▼以前磯鶏駅からはラサ工業専用線が伸びていたからなのか、駅の横にSL公園があった。昭和51年に保存されたというこの9600も水に浸かっただろうが、無事生きながらえていた。
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▼黒石踏切から。PCマクラギが敷きつめられていて、まるで新線のよう。気仙沼線や大船渡線もこうなってほしかった・・・。
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▼「山田線第34閉伊川橋りょう」は、東日本大震災で11連ガーターのうち宮古側(写真の対岸側)の6連もが流失したとのこと。すっかり元通りになっているようだが、補修された跡がくっきり。
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▼宮古駅は、まだ釜石側の線路に車止めがある。何はともあれ、山田線が線路として復活するのは本当にうれしい。地元の熱意の賜物だろう。
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▼保守軽減のためなのか、最近の締結装置はパンドロール型が多い。パットの色は、左右の違いを目立たせるものなのか。
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▼ひと駅歩いてみると年内にも開業できそうな感じだったが、三鉄への移管もあり念を入れて習熟させるのだろう。来春が待ち遠しい。
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△カメラ Canon EOS KissX9
△レンズ EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
△紀行日 2018/7/28(土)

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